1. 製薬・医薬業界の転職支援 Answers(アンサーズ) TOP
  2. 企業研究一覧
  3. 小野薬品工業

小野薬品工業

売上高と営業利益の推移

小野薬品工業は、1947年設立の新薬メーカーです。免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」をはじめ、がん領域に強みを持っています。国内製薬企業の中でも売上高に占める研究開発費の割合はトップクラスで、研究開発志向の高さが特徴です。

17年度は売上高2618億円(前年度比7.0%増)、営業利益607億円(16.0%減)でした。薬価引き下げの影響を受けつつも適応拡大で販売量を増やすオプジーボが売り上げを牽引します。

売上高と営業利益の推移の棒グラフ。【2013年度】売上高:1432億円、営業利益:264億円。【2014年度】売上高:1358億円、営業利益:148億円。【2015年度】売上高:1603億円、営業利益:305億円。【2016年度】売上高:2448億円、営業利益:723億円。【2017年度】売上高:2618億円、営業利益:607億円。

オプジーボの成功で変わる研究環境 手にした資金で次を生めるか

2018年、本庶佑・京都大特別教授のノーベル賞受賞で改めて注目を集めた小野薬品工業の免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)。本庶氏の研究成果から生まれた同薬は、高額批判による薬価引き下げを受けながらも、適応を広げて販売を拡大。オプジーボがもたらす資金を元手に、がん領域の強化を図っています。

主要製品と製品別売上高

小野薬品工業の主要製品と製品別売上高の表。製品名:オプジーボ、17年度売上高:901億円(前年度比:マイナス13.3パーセント)、18年度予想:900億円(前年度比:マイナス0.1パーセント)。製品名:グラクティブ、17年度売上高:274億円(前年度比:マイナス6.7パーセント)、18年度予想:260億円(前年度比:マイナス0.15.1パーセント)。製品名:オレンシア、17年度売上高:141億円(前年度比:22.0パーセント)、18年度予想:170億円(前年度比:20.3パーセント)。製品名:オパルモン、17年度売上高:144億円(前年度比:マイナス15.6パーセント)、18年度予想:185億円(前年度比:マイナス26.9パーセント)。製品名:リカルボン、17年度売上高:109億円(前年度比:マイナス3.3パーセント)、18年度予想:75億円(前年度比:マイナス313パーセント)。製品名:フォシーガ、17年度売上高:111億円(前年度比:41.8パーセント)、18年度予想:145億円(前年度比:31.0パーセント)。製品名:リバスタッチパッチ、17年度売上高:89億円(前年度比:0.3パーセント)、18年度予想:90億円(前年度比:1.3パーセント)。製品名:イメンド/プロイメンド、17年度売上高:99億円(前年度比:0.7パーセント)、18年度予想:105億円(前年度比:5.5パーセント)。製品名:カイプロリス、17年度売上高:55億円(前年度比:182.4パーセント)、18年度予想:65億円(前年度比:17.4パーセント)。製品名:オノアクト、17年度売上高:56億円(前年度比:マイナス1.8パーセント)、18年度予想:40億円(前年度比:マイナス28.8パーセント)。製品名:オノンカプセル、17年度売上高:55億円(前年度比:マイナス19.5パーセント)、18年度予想:45億円(前年度比:マイナス17.6パーセント)。製品名:ステープラ、17年度売上高:41億円(前年度比:マイナス13.4パーセント)、18年度予想:35億円(前年度比:マイナス15.3パーセント)。製品名:パーサビプ、17年度売上高:34億円(前年度比:1660.3パーセント)、18年度予想:55億円(前年度比:60.4パーセント)。製品名:オノンドライシロップ、17年度売上高:33億円(前年度比:マイナス18.8パーセント)、18年度予想:25億円(前年度比:マイナス25.0パーセント)。製品名:フオイパン、17年度売上高:29億円(前年度比:マイナス24.7パーセント)。製品名:キネダック、17年度売上高:21億円(前年度比:マイナス26.4パーセント)。

小野薬品を牽引する免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」は、肺がん・腎細胞がん・胃がんなど7つに適応を拡大するも、すでに3度の薬価の引き下げを受けています。この影響で17年度の製品売上高は901億円(前年比13.1%減)。18年度は薬価引き下げの影響を販売数量の増加でカバーし、900億円と前年並みの売り上げを見込みます。

16年8月に発売した多発性骨髄腫治療薬「カイプロリス」は競合品の影響で予想を下回ったものの、前年度比182.4%増の55億円を売り上げました。17年2月に発売した「パーサビブ」も34億円と堅調。両剤とも18年度も増収となる見通しです。このほか、関節リウマチ治療薬「オレンシア」、2型糖尿病治療薬「フォシーガ」も売り上げを伸ばしています。

一方、11年に発売した骨粗しょう症治療薬「リカルボン」は、ビスホスホネート製剤全体の売り上げが低下した影響で、想定以上の落ち込みとなっています。長期収載品も薬価の引き下げの影響で低迷しており、18年12月には丸石製薬に11品目を譲渡しました。

18年度の医療用医薬品全体の製品売上高は2060億円と、横ばいの見込みです。

小野薬品工業の基本情報

2019年3月

社名 小野薬品工業株式会社(ONO PHARMACEUTICAL CO.,LTD. )
本社所在地 大阪府大阪市中央区道修町2丁目1番5号
設立 1947年
資本金 174億円 (2018年9月30日現在)
上場 東証1部
代表者名 相良暁(代表取締役社長)
主な事業所所在地 【事業所】札幌市、仙台市、東京都中央区、横浜市、名古屋市、京都市、高松市、広島市、福岡市
【工場】大阪市、静岡県富士宮市
【研究所】大阪府三島郡島本町、福井県坂井市、茨城県つくば市

AnswersNewsとは

医薬品業界TOPメディア出身の記者が、製薬業界のニュースを解説。
業界の話題がよくわかる、製薬業界で働く人のためのニュースメディアです。

AnswersNews 話題のニュースがよくわかる。製薬業界で働く人のメディア

他の製薬企業も見る