参天製薬
参天製薬の売上高と営業利益の推移
参天製薬は眼科領域に特化したスペシャリティ製薬企業です。売り上げの9割以上を医療用眼科薬で稼いでおり、国内の医療用眼科薬市場ではトップシェア。中国や韓国をはじめとするアジアや、EMEA(欧州・中東・アフリカ)でもプレゼンスを築いています。
19年度は売上高2416億円(前年度比3.2%増)、営業利益335億円(25.6%減)。この10年間で売上高は2倍以上に成長しました。
射程圏のアジアNo.1 米国市場の勝負は20年以降に持ち越しに
国内医療用眼科薬市場でトップシェアを誇る参天製薬。米メルクからの事業承継やリウマチ事業の売却を経てスペシャリティ企業へと変化しました。2017年度には売上高2000億円超えを達成。20年に目標とする「アジアNo.1」も射程圏に捉えています。一方、18年を見込んでいた米国参入は延期に。世界最大市場へのチャレンジは20年以降に持ち越しとなりました。
参天製薬の主要製品と製品別売上高
国内でバイエル薬品とコ・プロモーションを行う最主力品の眼科用VEGF阻害薬「アイリーア」は、前年度比7.1%増の601億円を売り上げました。同薬を含む網膜疾患治療薬での参天製薬のシェアは7割に上ります。抗アレルギー点眼薬「アレジオン」も28.1%増の249億円で好調でした。
海外でも順調に製品が浸透しており、19年度はEMEA、中国・アジアなど合わせて売上高765億円(4.0%増)。20年度は3.2%増の790億円を見込みます。
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参天製薬の基本情報
2021年2月
社名 | 参天製薬株式会社(SANTEN PHARMACEUTICAL CO., LTD.) |
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本社所在地 | 大阪府大阪市北区大深町4番20号グランフロント大阪 タワーA |
設立 | 1925年 |
資本金 | 83億6600万円 (2020年3月31日現在) |
上場 | 東証1部 |
代表者名 | 谷内 樹生(代表取締役社長兼CEO) |
主な事業所所在地 | 【事業所】大阪市、仙台市、東京都中央区、名古屋市、広島市、福岡市 【研究所】奈良県生駒市 【工場】石川県羽咋郡宝達志水町 |