田辺三菱製薬
田辺三菱製薬の売上高と営業利益の推移
田辺三菱製薬は、2007年に田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併して設立された製薬企業です。創薬力には定評があり、神経領域や自己免疫疾患領域に強く、糖尿病・腎疾患領域やワクチンの領域でも研究開発に取り組んでいます。17年度の連結売上高は4339億円(前年度比2.3%増)、営業利益は773億円(17.9%減)。国内重点品の伸長や米国で新発売したALS治療薬「ラジカヴァ」が貢献したものの、販管費の増加で増収減益となりました。
【田辺三菱製薬】米国進出へ10年越しの一歩 「国際創薬企業」への変貌は
2007年の合併以降、業績の停滞が続く田辺三菱製薬。多額のロイヤリティ収入をもたらした多発性硬化症治療薬「ジレニア」の特許切れが迫るなか、17年8月に米国で筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬「ラジカヴァ」を発売。念願の米国進出を果たしました。長く続いた停滞を海外展開で打破できるか、正念場を迎えます。
田辺三菱製薬の主要製品と製品別売上高
抗TNFα抗体「レミケード」は2002年に発売を開始し、適応拡大や投与方法改善により連結売上高の約15%を占める主力製品に成長しました。しかし、薬価の引き下げやバイオシミラーの登場などで17年度は646億円(前年度比3.2%減)となり、18年度も555億円(14.1%減)を予想。「タリオン」「メインテート」などの長期収載品も減収が続いています。
一方、売り上げを伸ばしているのはSGLT2阻害剤の「カナグル」です。アジア以外では導出先の米ヤンセンが「インヴォカナ」で販売。国内での17年度の売り上げは前年度比60.8%増の56億円となりました。
海外市場では、17年8月に発売したALS治療薬「ラジカヴァ」が123億円を売り上げました。価値浸透の活動に力を入れており、18年度は315億円(156.1%増)を見込みます。
田辺三菱製薬の基本情報
2018年10月
社名 | 田辺三菱製薬株式会社 |
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本社所在地 | 大阪市中央区道修町3-2-10 |
設立 | 1993年12月13日(合併期日:2007年10月1日) |
資本金 | 500億円 |
上場 | 東証一部 |
代表者名 | 代表取締役社長 三津家 正之 |
従業員数 | 連結7,187人(2018年3月現在) |
主な事業所所在地 | 【東京本社】東京都中央区日本橋小綱町17-10 【支店】札幌市、仙台市、東京都中央区・文京区、千葉市、さいたま市、横浜市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、高松市、福岡市 【研究拠点】埼玉県戸田市、横浜市、大阪市 |
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