エーザイ
エーザイの売上高と営業利益の推移
エーザイは1941年設立の新薬メーカーで、19年度の売上高は国内5位でした。自社創製の抗がん剤「レンビマ」が貢献し、売上高は6956億円(前年度比8.2%増)、営業利益1255億円(45.7%増)で3年連続の増収増益。がん領域のほか、認知症をはじめとする中枢神経領域に注力しています。
20年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で売上高6470億円、営業利益520億円(21年2月の修正予想)を見込みます。
11年ぶりの2ケタ増収増益 「アリセプト」特許切れから復活の兆し
認知症治療薬「アリセプト」の特許切れから業績低迷が続いていたエーザイ。しかし、17年度は11年ぶりの2ケタ増収増益となりました。ピーク時に売上高5000億円を目指す抗がん剤「レンビマ」で、長く続いた特許切れのダメージから抜け出すことはできるのでしょうか。
エーザイの主要製品と製品別売上高
米メルクと共同開発する抗がん剤「レンビマ」は、前年度から2.8倍となる1119億円を売り上げ、15年の発売から4年でブロックバスターに成長しました。19年には、米国などで免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」との併用で子宮内膜がんに適応拡大。同適応でシェアを拡大しており、20年は売上高1415億円(21年2月の修正予想)を見込みます。
国内では、後発医薬品子会社だったエルメッド(旧エルメッドエーザイ)を19年4月に日医工に譲渡。1997年に参入した後発品事業の直接的な製造販売から撤退しました。一方、19年にパーキンソン病治療薬「エクフィナ」を、20年に不眠症治療薬「デエビゴ」を発売するなど、新薬の投入は継続的に行っています。
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エーザイの基本情報
2021年2月
社名 | エーザイ株式会社(Eisai Co., Ltd.) |
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本社所在地 | 東京都文京区小石川4-6-10 |
設立 | 1941年12月6日 |
資本金 | 449億8600万円(2020年3月末現在) |
上場 | 東証1部 |
代表者名 | 内藤 晴夫(代表執行役CEO) 岡田 安史(代表執行役COO兼業界担当) |
主な事業所所在地 | 【別館・コミュニケーションオフィス】札幌市、仙台市、東京都新宿区、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市 【研究所】茨城県つくば市 【工場】岐阜県各務原市、茨城県神栖市 |