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第一三共

第一三共の売上高と営業利益の推移

第一三共は2005年に第一製薬と三共が合併して誕生した製薬企業です。売上高は国内4位で、中でも国内医療用医薬品の売り上げは2年連続でトップ。循環器領域に強く、最近はがん領域の研究開発に力を入れています。

17年度は売上高9602億円(前年度比0.5%増)、営業利益763億円(14.2%減)。日本と欧州で抗凝固薬「エドキサバン」が伸長したものの、主力の高血圧症治療薬「オルメサルタン」の特許切れが響いて減益となりました。

第一三共の売上高と営業利益の推移の棒グラフ。【売上高】2013年度:8991億円、2014年度:9194億円、2015年度:9864億円、2016年度:9551億円、2017年度:9602億円。【営業利益】2013年度:1129億円、2014年度:744億円、2015年度:1304億円、2016年度:889億円、2017年度:763億円。

【第一三共】将来担う「がん事業」立ち上げ目前も…収益は低迷、中計達成に暗雲

2017年度、最主力品のABR「オルメサルタン」のパテントクリフに直面した第一三共。国内を中心として抗凝固薬「エドキサバン」の拡大で売上高はキープしたものの、米国疼痛事業でつまづき、中期経営計画の達成に暗雲が漂っています。将来を担う「がん事業」の立ち上げが目前に迫る中、収益改善につながる次の一手が求められています。

第一三共の主要製品と製品別売上高

第一三共の主要製品と製品別売上高の表。【グローバル製品】<エドキサバン>2017年度売上高:771億円(前年度比106.5パーセント)、2018年度予想:1,050億円(前年度比36.2パーセント)。<オルメサルタン>2017年度売上高:1,497億円(前年度比マイナス31.3パーセント)、2018年度予想:1,000億円(前年度比マイナス33.2パーセント)。<プラスグレル>2017年度売上高:328億円(前年度比マイナス21.1パーセント)、2018年度予想:-億円。【国内】<ネキシウム>2017年度売上高:865億円(前年度比3.0パーセント)、2018年度予想:760億円(前年度比マイナス12.2パーセント)。<リクシアナ>2017年度売上高:453億円(前年度比81.4パーセント)、2018年度予想:540億円(前年度比19.1パーセント)。<メマリー>2017年度売上高:486億円(前年度比3.6パーセント)、2018年度予想:510億円(前年度比5.0パーセント)。<ロキソニン>2017年度売上高:365億円(前年度比マイナス2.6パーセント)、2018年度予想:310億円(前年度比マイナス15.0パーセント)。<プラリア>2017年度売上高:232億円(前年度比29.1パーセント)、2018年度予想:270億円(前年度比16.5パーセント)。<テネリア>2017年度売上高:263億円(前年度比8.8パーセント)、2018年度予想:270億円(前年度比2.7パーセント)。<イナビル>2017年度売上高:253億円(前年度比29.2パーセント)、2018年度予想:190億円(前年度比マイナス24.8パーセント)。<オルメテック>2017年度売上高:446億円(前年度比マイナス35.8パーセント)、2018年度予想:190億円(前年度比マイナス57.4パーセント)。<ランマーク>2017年度売上高:154億円(前年度比10.6パーセント)、2018年度予想:160億円(前年度比3.9パーセント)。<エフィエント>2017年度売上高:128億円(前年度比23.2パーセント)、2018年度予想:150億円(前年度比16.9パーセント)。<レザルタス>2017年度売上高:168億円(前年度比マイナス4.4パーセント)、2018年度予想:140億円(前年度比マイナス16.5パーセント)。<ユリーフ>2017年度売上高:111億円(前年度比マイナス2.7パーセント)、2018年度予想:140億円(前年度比マイナス16.5パーセント)。<オムニパーク>2017年度売上高:140億円(前年度比マイナス1.6パーセント)、2018年度予想:100億円(前年度比マイナス28.4パーセント)。<第一三共エスファ品>2017年度売上高:467億円(前年度比131.5パーセント)、2018年度予想:-億円。<ワクチン>2017年度売上高:419億円(前年度比8.8パーセント)、2018年度予想:-億円。<第一三共ヘルスケア>2017年度売上高:729億円(前年度比9.3パーセント)、2018年度予想:740億円(前年度比1.5パーセント)。

最大の稼ぎ頭だったABR「オルメサルタン」(日本製品名・オルメテック)は16年度から海外、日本と順に特許切れを迎え、15年度に2841億円あった売上高は約半分の1497億円にまで沈みました。18年度も前年度比33.2%減の1000億円の見通し。特に国内市場では57.4%減と後発品参入と薬価引き下げが響きます。

一方、抗凝固薬「エドキサバン」(日本製品名・リクシアナ)は好調です。17年度は前年度の2倍以上となる771億円を売り上げました。DOAC(直接作用型経口抗凝固薬)市場の拡大も後押しする形で急成長を続けています。

国内では、「イノベーティブ主力品」と名付ける6製品が伸長。中でも抗潰瘍薬「ネキシウム」、アルツハイマー型認知症治療薬「メマリー」、骨粗鬆症治療薬「プラリア」、がんの転移による骨病変治療薬「ランマーク」は国内トップシェアを誇ります。ただ、特例拡大再算定の対象となったネキシウムをはじめ、薬価制度改定の影響もあり、18年度は横ばい予想。長期収載品は軒並み減収を見込んでいます。

第一三共の基本情報

2018年10月

社名 第一三共株式会社(DAIICHI SANKYO COMPANY, LIMITED)
本社所在地 東京都中央区日本橋本町3-5-1
設立 2005年9月28日
資本金 500億円
上場 東証1部
代表者名 眞鍋淳(代表取締役 社長 COO)
主な事業所所在地 【支店】札幌市、仙台市、東京都中央区・千代田区、千葉市、さいたま市、横浜市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、高松市、福岡市
【研究所】東京都品川区、東京都江戸川区
【工場】神奈川県平塚市、大阪府高槻市、福島県いわき市、群馬県千代田町、神奈川県小田原市

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