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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年8月30日)

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リリーと第一三共、片頭痛治療薬ラスミジタンでも販売提携

日本イーライリリーは8月30日、片頭痛治療薬として申請中のセロトニン受容体作動薬ラスミジタンコハク酸塩(一般名)について、第一三共と国内での販売提携契約を結んだと発表した。国内で販売提携を行っている片頭痛治療薬「エムガルティ」(一般名・ガルカネズマブ)と同様、リリーが製造販売承認を持ち、承認後の流通・販売を第一三共が担当する。情報提供活動は両社共同で行う。

 

アルナイラム、AHPに対するRNAi治療薬「ギブラーリ」発売

アルナイラム・ジャパンは8月30日、急性肝性ポルフィリン症(AHP)に対するRNAi治療薬「ギブラーリ皮下注」(ギボシランナトリウム)を発売したと発表した。AHPは激しい腹痛などを伴う遺伝性の代謝性疾患で、これまでは対症療法しかなかった。同薬はアミノレブリン酸合成酵素 1(ALAS1)を標的とする月1回投与の薬剤。ALAS1のmRNAを特異的に低下させることで神経毒性を減らし、急性発作を抑制できると期待される。薬価は189mg1mL1瓶500万6201円。ピークの年間売上高は37億円を見込む。

 

大塚 片頭痛治療薬「アジョビ」発売

大塚製薬は8月30日、片頭痛治療薬「アジョビ皮下注」(フレマネズマブ)を発売したと発表した。同薬はイスラエル・テバから導入した抗CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)抗体。4週間に1回225mg、または12週間に1回675mgを皮下投与する。薬価は225mg 1筒4万1356円で、ピーク時の売上高予測は137億円。現在、オートインジェクター製剤の剤形追加を申請している。

 

「タグリッソ」早期肺がんの術後補助療法、適応拡大を申請

アストラゼネカは8月30日、EGFR阻害薬「タグリッソ」(オシメルチニブメシル酸塩)について、「EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんの術後補助療法」への適応拡大を申請したと発表した。臨床第3相(P3)試験では、早期EGFR遺伝子陽性肺がん患者での再発または死亡のリスクを大きく低下させた。同適応では、米国や欧州、中国などですでに承認されている。

 

参天「ジクアス」の改良製剤を申請

参天製薬は8月30日、ドライアイ点眼薬「STN1008903」(ジクアホソルナトリウム)を国内で申請したと発表した。同薬は2010年から国内で販売している1日6回点眼の同「ジクアス点眼液3%」の点眼回数を少なく改良した新規の製剤。国内P3試験では、フルオレセイン染色液による角膜上皮の染色度の変化量がプラセボより優れ、角膜・結膜上皮障害を改善することが確認されている。

 

エクサウィザーズ、アステラスなどと歩行機能評価アプリを開発

エクサウィザーズは8月30日、アステラス製薬、国立長寿医療研究センター、順天堂大スポートロジーセンターと、医療従事者向けの歩行機能評価アプリを共同開発し、回復期病院で高齢者の運動器ケア支援に対する実証実験を開始したと発表した。アプリでは、骨格抽出技術を活用し、高齢者の歩行動画からAI(人工知能)を使って歩行速度やふらつきなどの状態を可視化。運動機能ケアを担当する医療従事者が歩行状態や身体の痛み、トレーニング結果を記録するアプリとして活用するほか、フレイルや骨粗鬆症など歩行機能との関連する疾患を啓発する機能も備えている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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