参天 アルファベット傘下のVerilyと合弁設立、眼科デバイスを開発
参天製薬は2月4日、米グーグルの親会社アルファベット傘下でライフサイエンス関連事業を手掛けるVerilyライフサイエンスと、眼科デバイスの開発・商業化を目指す合弁会社を設立すると発表した。Verilyのマイクロエレクトロニクスや機械学習技術を活用し、緑内障やドライアイなどを対象にデバイスや技術ソリューションを開発する。合弁会社のCEO(最高経営責任者)には、Verilyで眼科イノベーションディレクターを務めるディミトリ・アーザル氏が就く。
武田、今期営業利益は黒字に…業績予想を上方修正
武田薬品工業は2月4日、2020年3月期の業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は、売上高3兆2860億円(従来予想比260億円増)、営業利益100億円(従来は1100億円の赤字)。シャイアー買収に関連する取得対価の配分が完了したことに伴い、売上原価や無形資産償却費などの費用が減少。主力品が好調に推移しており、売上高も従来の予想を上回る。
アンジェス「コラテジェン」米国P2b試験開始
アンジェスは2月4日、開発中のHGF遺伝子治療薬「コラテジェン」(一般名・ベペルミノゲン ペルプラスミド)について、米国で下肢潰瘍を有する閉塞性動脈硬化症を対象に後期臨床第2相(P2b)試験を開始したと発表した。目標症例数は60例。国内では昨年3月に慢性動脈閉塞症治療薬として承認されており、安静時疼痛への適応拡大に向けたP3試験を行っている。
京大とNTT、リアルワールドデータ活用で新会社
京都大学とNTT(日本電信電話)は2月3日、リアルワールドデータの活用を推進するための新会社「新医療リアルワールドデータ研究機構(PRiME-R)」を同日付で設立したと発表した。全国の医療機関から電子カルテや画像データなどを収集し、データベースを構築。これをもとに、患者や医療機関、行政、企業などにサービスを提供する。100以上の医療機関の参加を目指しており、まずはがんを対象に事業を進める。
第一三共エスファ「ゼチーア」AGを6月に発売
第一三共エスファは2月3日、高脂血症治療薬「ゼチーア」のオーソライズド・ジェネリック(AG)「エゼチミブ錠『DSEP』」を今年6月に発売すると発表した。同社は昨年8月にAGの承認を取得。製造は先発品の製造販売承認を持つMSDが行う。