業績や年収など製薬企業に関するさまざまなデータをもとに2024年に掲載したランキング記事をまとめました。
INDEX
【グローバル】製薬企業 売上高・研究開発費ランキング
2023年12月を中心とする直近の年間決算で世界売上高が100億ドルを超えた製薬企業24社のランキングでは、672.71億ドルを売り上げたスイス・ロシュが3年ぶりに世界一となりました。2位は601.15億ドルの米メルク、3位は584.96億ドルの米ファイザー。新型コロナウイルスワクチン・治療薬の販売が急減したファイザーは、前年首位から後退しました。
一方、研究開発費のトップは305.31億ドルのメルク。M&Aや開発提携といった一時的な要因で費用が大きく膨らみました。2位は158.05億ドルを投じたロシュで、119.63億ドルの米ジョンソン・エンド・ジョンソン(医薬品事業)が3位でした。
2024年版の世界ランキングは以下の記事で詳しく解説しています。
【2024年版】製薬会社世界ランキング―ロシュが3年ぶり首位…2位にメルク浮上、ファイザーが3位
【国内】製薬企業 売上高・営業利益・研究開発費ランキング
2024年3月期を中心とする国内製薬企業の直近の年間決算ランキングでは、4兆2638億円を売り上げた武田薬品工業がトップ。2位は2兆186億円と初めて売上収益2兆円を突破した大塚ホールディングス(HD)で、3位は1兆6037億円のアステラス製薬でした。
営業利益は4392億円の中外製薬が1位。2141億円の武田薬品、2116億円の第一三共と続きます。
研究開発費は7229億円を投じた武田薬品が最多で、2位は3643億円の第一三共、3位は3078億円の大塚HDでした。
2024年版の国内ランキングは以下の記事で詳しく解説しています。
【2024年版】国内製薬会社ランキング トップ武田は4.3兆円、2位は大塚HD、3位アステラス
【国内】製薬企業 年収ランキング
直近の事業年度の有価証券報告書をもとに、国内の製薬企業やバイオベンチャー計88社の従業員の平均年収をランキングしたところ、トップは1596.6万円(平均年齢47.8歳、平均勤続年数3.0年)のサンバイオでした。2位のネクセラファーマは1541.7万円(43.5歳、3.2年)、3位のモダリスは1385.2万円(46.7歳、2.0年)でした。
88社のうち1000万円を超えたのは14社。新薬大手では1198.0万円(42.7歳、15.8年)の中外製薬が首位(全体では6位)で、1113.4万円の第一三共、1110.4万円のアステラス製薬と続きました。
2024年版の国内製薬企業年収ランキングは以下の記事で詳しく解説しています。
【2024年版】製薬会社年収ランキング 1位は1596万円のサンバイオ…新薬大手は中外が3年連続トップ
【国内】製薬企業 従業員数ランキング
直近の事業年度の有価証券報告書をもとに、東証プライム市場上場の主要製薬企業27社の従業員数を単体ベースでランキングしたところ、最多は第一三共の5817人。2位は5747人の武田薬品、3位は4903人の中外製薬でした。
国内の主要製薬企業の従業員数の動向は以下の記事で詳しく解説しています。
主要製薬企業の従業員数、23年度は0.3%減でほぼ横ばい…早期退職の塩野義や参天など大幅減
【国内】承認取得数ランキング
PMDA(医薬品医療機器総合機構)が公表している情報をもとに、2023年に国内で承認された新薬を企業別に集計した結果、承認数が最も多かったのは7つの承認を取得したファイザー、第一三共、ノバルティスファーマの3社、2位は5つの武田薬品、3位はユーシービージャパンと協和キリンが4つで並びました。
新規有効成分に限ると、▽Swedish Orphan Biovitrum Japan▽ノボノルディスクファーマ▽ファイザー▽ユーシービージャパン▽第一三共――の5社が2つの承認を取得してトップでした。
2023年の国内承認取得数ランキングは以下の記事で詳しく解説しています。
2023年 国内新薬承認取得数ランキング…トップはファイザー、第一三共、ノバルティスの3社
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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