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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年9月13日)

更新日

 

ファイザー、BA.4/BA.5対応の新型コロナワクチンを国内申請

ファイザーは9月13日、オミクロン株BA.4/BA.5に対応した新型コロナウイルスワクチンを申請したと発表した。新型コロナウイルスの起源株とオミクロン株BA.4/BA.5系統のスパイクタンパク質をコードする2種類のmRNAを含む2価ワクチン。生理食塩水での希釈が不要なRTU製剤となる。米国では8月末に緊急使用許可を取得している。

 

参天 谷内社長が辞任、後任に伊藤副社長

参天製薬は9月12日、谷内樹生社長CEOが同日付で辞任したと発表した。谷内氏から一身上の都合により辞任するとの申し出があった。後任には伊藤毅副社長が同日付で就任した。伊藤氏は1982年に参天製薬に入社。2016年から日本事業を統括し、19年から眼科事業部長を務めた。63歳。日本事業統括と眼科事業部長には、栗原逸平執行役員眼科事業部マーケティング統括部長が就いた。

 

BA.1対応のコロナワクチン、ファイザーとモデルナが承認取得

厚生労働省は9月12日、オミクロン株BA.1に対応した新型コロナウイルスワクチンを承認したと発表した。承認したのは、ファイザーの「コミナティRTU筋注」とモデルナ・ジャパンの「スパイクバックス筋注」。いずれも起源株とオミクロン株BA.1をコードするmRNAを含む2価ワクチン。厚労省は今月下旬から両ワクチンを使った追加接種を始める予定。

 

大塚 アリピプラゾールの2カ月製剤を米国申請

大塚ホールディングス(HD)とデンマーク・ルンドベックは9月13日、抗精神病薬アリピプラゾールの2カ月持続性注射剤を米国で申請し、米FDA(食品医薬品局)に受理されたと発表した。適応は成人の統合失調症と双極I型障害。審査終了予定日は来年4月27日に設定された。同薬は大塚が創製したドパミンD2受容体パーシャルアゴニスト。臨床試験では、1カ月1回投与の「エビリファイ メンテナ」との同等性が確認された。欧州でも申請中。

 

武田、川崎重工やKDDIと自動配送サービスの検証開始

武田薬品工業は9月13日、川崎重工業とティアフォー(名古屋市)、KDDI、損害保険ジャパン、menu(東京都新宿区)とともに、東京・西新宿エリアで5Gを活用した配送ロボットによる医薬品や食事の自動配送サービスの検証を行うと発表した。今年冬頃に1カ月間行う。武田は医療関係物資の配送・回収のユースケースを提供するほか、医療機関との連携を支援する。検証を通じて課題を抽出し、同エリアでの継続的なサービス提供や東京都内のほかのエリアへのサービス拡大を目指す。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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