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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年2月7日)

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参天 23年3月期、営業利益も赤字に…米事業で構造改革費用計上見込み

参天製薬は2月7日、2023年3月期の業績予想を下方修正したと発表した。修正後の予想は、売上収益2720億円(従来予想比80億円減)、営業利益65億円の赤字(従来は40億円の黒字)、税引前当期利益85億円の赤字(従来は30億円の黒字)、最終利益155億円の赤字(従来は55億円の赤字)。新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴って中国の売り上げが想定を下回っており、23年1~3月期に米国事業で構造改革費用を計上する見込みとなったため利益も従来予想を大きく下回る。同社は22年7~9月期にも米子会社アイバンスに関連して減損損失300億円を計上し、通期の利益予想を大幅に下方修正している。

 

武田の遺伝性血管性浮腫治療薬「タクザイロ」米国で2~12歳未満の小児に対象拡大

武田薬品工業は2月7日、遺伝性血管性浮腫治療薬「タクザイロ」(一般名・ラナデルマブ)について、米国で2歳以上12歳未満の小児に対象を拡大したと発表した。2歳から6歳未満の患者にとっては初の発作抑制薬。6歳以上12歳未満を対象に承認されている従来薬は3~4日ごとの投与が必要だが、タクザイロは2週間に1回の投与で済む。欧州でも同様の適応拡大を申請中。

 

あすかとEME、産婦人科領域のVHH抗体創出を目指し提携

あすか製薬は2月7日、産婦人科領域で次世代VHH抗体の創出を目指し、イプシロン・モレキュラー・エンジニアリング(EME、さいたま市)と共同研究開発契約を結んだと発表した。EME独自のヒト化VHHスクリーニングプラットフォームを使い、創薬ターゲットに対する機能性VHHの取得と最適化を行う。VHH抗体はラクダ科動物の持つH鎖のみで構成される抗体の可変領域で、通常の抗体より安定性や修飾性に優れるとされる。契約の対価として、あすかは一時金を支払うほか、両社で合意したクライテリアを満たすVHH抗体を取得した段階でマイルストンを支払う。

 

協和キリン富士フイルムバイオロジクス、新社長に協和キリンの廣川・SCM部長

協和キリン富士フイルムバイオロジクスは2月7日、3月17日付で協和キリンの廣川正王SCM(サプライチェーンマネジメント)部長が社長に就任すると発表した。現在社長を務める松本篤志氏は、廣川氏と入れ替わる形で協和キリンSCM部長に就く。廣川氏は1993年にキリンビール(現キリンホールディングス)に入社。協和発酵キリン(現協和キリン)の海外事業部担当部長や海外事業企画部長を経て、19年から現職。55歳。

 

決算

協和キリン(2022年12月期、2月7日発表)

売上収益3983億7100万円(前期比13.1%増)、コア営業利益866億9700万円(32.0%増)。国内は薬価改定や抗アレルギー点眼薬「パタノール」への後発医薬品参入で5.2%の減収となったものの、抗FGF23抗体「クリースビータ」(1271億円、48.7%増)などのグローバル製品が伸長。技術収入も増加し、2桁の増収増益となった。23年12月期の予想は、売上収益4260億円(6.9%増)、コア営業利益880億円(1.5%増)。引き続きグローバル製品と技術収入が伸びる見通し。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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