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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年1月5日)

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第一三共 先駆け指定の腫瘍溶解性ウイルスを申請

第一三共は1月5日、東京大医科学研究所の藤堂具紀教授と共同開発している腫瘍溶解性ウイルス「G47Δ(DS-1647)」(一般名・テセルパツレブ)を悪性神経膠腫の適応で申請したと発表した。申請は昨年12月28日。単純ヘルペスウイルス1型を遺伝子改変したがん治療用ウイルスで、先駆け審査指定制度の対象品目に指定されている。当初は2019年度上半期の申請を予定していたが、製造体制が整わず申請が先延ばしとなっていた。

 

大鵬薬品、デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬の国内P3開始

大鵬薬品工業は1月5日、自社創製のデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬「TAS-205」(pizuglanstat)の国内臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。同薬は経口の選択的造血器型プロスタグランジンD合成酵素(HPGDS)阻害薬。筋肉で炎症反応を亢進させるHPGDSを阻害して運動機能の低下を抑制する作用を持ち、ジストロフィン遺伝子変異のタイプを問わず使用できる薬剤として期待される。P3試験では、歩行可能な男性患者80人を対象に、有効性と安全性をプラセボと比較検証する。

 

富士フイルム、遺伝子治療薬CDMO拠点を米ボストンに新設

富士フイルムは1月5日、遺伝子治療薬のプロセス開発・原薬製造拠点を米ボストンに新設すると発表した。バイオCDMO事業を行うフジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)に約40億円を投資し、細胞培養・精製のプロセス条件の実験や分析を行う設備などを整備。今秋にプロセス開発、2023年秋に原薬製造の受託を開始する。遺伝子治療薬のCDMO拠点としては、米テキサス、英国に続いて3カ所目。テキサス拠点では14年から事業を開始しており、英国も今春稼働する予定。

 

武田 欧州のノンコア資産、独ケプラファームへの譲渡完了

武田薬品工業は1月5日、欧州で販売してきた医療用医薬品16製品を含むノンコア資産について、独ケプラファームへの譲渡が完了したと発表した。譲渡額は5億6200万円(約600億円)。譲渡したのは、循環器疾患、代謝性疾患、抗炎症領域の製品やカルシウム製剤などで、2019年度の売上高は約2億6000万ドルだった。

 

そーせい創製のムスカリン受容体作動薬、アッヴィが権利を返還

そーせいグループは1月5日、2016年にアイルランドのアラガンに権利を供与したムスカリン作動薬プログラムについて、全世界での研究開発権・販売権が返還されることになったと発表した。同社を買収したアッヴィが戦略的な理由から返還を決めた。そーせいは、他社との再提携に向けた取り組みを進めるとしている。

 

JCRファーマ、神戸に新研究拠点を開設

JCRファーマは1月5日、新たな研究拠点となる「バイオリサーチセンター」を神戸市に開設したと発表した。遺伝子組換えタンパク質、再生医療、遺伝子治療などの研究開発を加速するほか、トランスレーショナルリサーチ推進の一貫としてアカデミアとの連携を強化する。

 

Meiji Seika、米現地法人が業務開始

Meiji Seikaファルマは1月5日、昨年7月に設立した米国現地法人「Meiji Pharma USA」が業務を開始したと発表した。米国進出の足がかりとし、臨床開発を加速させる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
武田薬品工業
大塚ホールディングス(大塚製薬/大鵬薬品工業)
第一三共

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