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住友ファーマ、一部カナダ事業を現地企業に譲渡/レミッチOD特許訴訟、扶桑薬品が上告 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年6月6日)

更新日

AnswersNews編集部

 

住友ファーマ、一部カナダ事業を現地企業に譲渡

住友ファーマは6月6日、カナダの一部事業を現地のナイト・セラピューティクスに譲渡すると発表した。「マイフェンブリー」「オルゴビクス」「ビベグロン(一般名)」の独占的ライセンス・供給契約と、これら3製品を含む特定の既存製品に関する資産譲渡契約を結んだ。マイフェンブリー、オルゴビクス、ビベグロンは住友ファーマが「基幹3製品」と位置付ける製品で、米国で売り上げを伸ばしている。譲渡対象製品の2025年3月期のカナダ売上収益は1120万カナダドル(CAD、約12億円)だった。住友は譲渡により、米国での基幹3製品の最大化と、開発中の抗がん剤と再生・細胞医薬の製品化に力を入れる。譲渡の対価として住友は一時金2540万CAD(約27億円)と最大1575万CAD(約17億円)の販売マイルストンを受領。さらに、今後8カ月間に譲渡する製品在庫に対して約700万CADを受け取る。

 

「レミッチOD錠」特許訴訟、扶桑薬品が上告

東レが製造販売承認を持つ経口そう痒症改善薬「レミッチOD錠」をめぐる特許訴訟で、扶桑薬品工業は6月6日、同社の特許侵害を認定して損害賠償を命じた2審・知財高裁の判決を不服とし、最高裁に上告と上告受理の申し立てを行ったと発表した。5月27日の知財高裁判決は、扶桑薬品と沢井製薬の後発医薬品が東レの特許を侵害したとし、扶桑薬品に約74億7000万円、沢井に約142億9000万円の損害賠償を命じた。扶桑薬品は「控訴審で主張が認められなかったことは誠に遺憾で承服できない」としている。沢井も上告の構えを見せている。

 

ブリストル「ソーティクツ」乾癬性関節炎の適応追加を申請

ブリストル・マイヤーズスクイブは6月6日、TYK2阻害薬「ソーティクツ錠」(一般名・デュークラバシチニブ)について、乾癬性関節炎の適応追加を申請したと発表した。申請の根拠とする臨床第3相(P3)試験では、プラセボ群と比較して症状の改善と生活の質の向上で有効性が確認された。同薬は2022年9月に尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症の適応で承認されている。

 

モデルナ、LP.8.1対応の新型コロナワクチン申請

モデルナ・ジャパンは6月6日、新型コロナワクチン「スパイクバックス筋注シリンジ12歳以上用」について、LP.8.1に対応したワクチンを申請したと発表した。2025/26年秋冬シーズンの定期接種向け。LP.8.1対応ワクチンは非臨床試験で、現在流行しているJN.1系統変異株に対して広範な中和抗体応答が確認されている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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