「メマリー」「セレコックス」などに初の後発品、19日に薬価収載
厚生労働省は6月18日、後発医薬品の薬価収載を官報告示した。初めて後発品が収載されるのは、アルツハイマー型認知症治療薬「メマリー」や抗アレルギー薬「ザイザル」、疼痛治療薬「セレコックス」など18成分。収載は19日。メマリー、ザイザル、セレコックスのほか、高脂血症治療薬「ゼチーア」や過活動膀胱治療薬「ウリトス/ステーブラ」などにはオーソライズド・ジェネリック(AG)が収載される(詳しくはトピックスで)。
アムジェンとMICIN、オンライン診療の検証プログラムを7月に開始
アムジェンは6月18日、慢性皮膚疾患の患者を対象に、MICINのオンライン診療サービス「curon」(クロン)を使った検証プログラムを7月から始めると発表した。アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬などの患者に対し、クロンのスマートフォンアプリを通じて診療や服薬指導などを実施。医師と患者のコミュニケーションに有用かどうか、患者の利便性やアドヒアランスがどう向上するかなどを検証する。
アンジェス・阪大の新型コロナワクチン、シオノギファーマが製造で参画
シオノギファーマは6月18日、アンジェスと大阪大が開発する新型コロナウイルス感染症DNAワクチンの製造に参画すると発表した。ワクチンの構築と製造を担うタカラバイオと受託契約を結び、中間体の製造を担当する。同ワクチンの製造にはAGCバイオロジクスとサイティバも参画しており、4社の協力で製造体制を強化する。
参天 眼科医療従事者のトレーニングツールのアクセス拡大に向け提携
参天製薬は6月18日、眼科医療従事者のスキル向上を継続的に支援するデジタルトレーニングツールの開発で国際非政府組織のオービス・インターナショナルと提携したと発表した。緑内障に焦点を当て、人工知能(AI)なども活用したオンラインコースや、手術のライブデモストレーションなどの仕組みを両者で開発する。システムはオービスの遠隔医療プラットフォーム「Cybersight」を通じて中国語で提供。英語以外の言語の教育ツールを増やすことで、教育機会の拡充を目指す。
メディパルとみらかが提携、シェアリング・ロジスティクスを推進
メディパルホールディングス(HD)とみらかHDは6月17日、医療・ヘルスケア領域で戦略的業務提携を結んだと発表した。今後、それぞれの子会社であるメディセオとエスアールエル(SRL)の間で、▽受発注システムと資材管理の共通化▽地域を限定したシェアリング・ロジスティクス(医薬品の配送ルートと検体の集荷ルートの共通化)▽シェアリング・ロジスティクスの全国展開と再生医療分野での連携検討――の3段階に分けて取り組みを実施。両社でメディカル物流プラットフォームの構築を目指す。
アルフレッサ ファーマバイオと資本提携
アルフレッサホールディングスは6月17日、子会社アルフレッサが再生医療等製品を扱うファーマバイオと資本提携したと発表した。ファーマバイオは自家細胞型再生医療等製品を開発しており、資本提携を通じてアルフレッサは同製品の流通・販売に関する優先交渉権を獲得。あわせて、ファーマバイオ製品をモデルとして、自家細胞型再生医療等製品のサプライチェーン体制の確立に取り組む。
武田テバ「ザイザル」「アクトス」などのAG3製品を発売へ
武田テバファーマは6月18日、抗アレルギー薬「ザイザル」(一般名・レボセチリジン)と前立腺肥大症治療薬「アボルブ」(デュタステリド)、2型糖尿病治療薬「アクトス」(ビオグリタゾン)のAGを発売すると発表した。発売日は、ザイザルAGが今月19日、アボルブAGとアクトスAGは7月9日。いずれも6月19日付で薬価収載される。
「ゼチーア」「メマリー」AG、第一三共エスファが19日に発売
第一三共エスファは6月18日、高脂血症治療薬「ゼチーア」(エゼチミブ)とアルツハイマー型認知症治療薬「メマリー」(メマンチン塩酸塩)のAGを19日に発売すると発表した。ゼチーアAGは昨年8月に承認を取得しており、製造は先発品の製造販売元のMSDが行う。
キョーリン 「ウリトス」AGを19日発売
キョーリン製薬ホールディングスは6月18日、子会社のキョーリン リメディオが過活動膀胱治療薬「ウリトス」(イミダフェナシン)のAGを19日に発売すると発表した。販売は先発品を扱う杏林製薬と連携して行う。
【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】