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塩野義、仏社と難聴新薬創出へ共同研究契約 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年5月9日)

更新日

AnswersNews編集部

 

塩野義、仏社と難聴新薬創出へ共同研究契約

塩野義製薬と仏シルケアは5月9日、難聴に関する新薬創出を目的とした共同研究契約を結んだと発表した。シルケアは塩野義とのオプション契約の下で難聴に対する治療薬候補の開発を進めている。共同研究では、塩野義の創薬力とシルケアの難聴研究の専門性をかけ合わせ、難聴に対する新規メカニズムの新薬創出を行う。

 

バイエル「アイリーア」高濃度製剤、適応拡大を申請

バイエル薬品は5月9日、眼科用VEGF阻害薬「アイリーア硝子体内注射液」(一般名・アフリベルセプト)の高濃度度製剤について、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫への適応拡大を申請したと発表した。承認されれば、高濃度製剤としては加齢黄斑変性と糖尿病黄斑浮腫に続く3つ目の適応となる。

 

ファイザー「コミナティ」に1シリンジ包装を追加

ファイザーは5月9日、12歳以上を対象とした新型コロナウイルスオミクロン株JN.1系統対応ワクチン「コミナティ筋注シリンジ12歳以上用」に1シリンジ包装を追加したと発表した。医療機関からの要望に応えたもので、需要に応じた柔軟な発注を可能にする。

 

ロート製薬、社長に常務の瀬木氏

ロート製薬は5月9日、瀬木英俊常務が社長に昇格する人事を発表した。6月26日に開く株主総会とその後の取締役会を経て就任する。瀬木氏は日本ヴイックス(現P&Gジャパン)を経て1997年にロート製薬に入社し、商品企画、国際事業、事業開発などの分野を経験。2011年から今年3月まで経営企画部部長を務め、2022年にCSO、2023年に常務取締役に就任した。

 

田辺三菱「カナグル」タイで輸入販売開始

田辺三菱製薬は5月9日、タイでSGLT2阻害薬「カナグル錠」(カナグリフロジン)の輸入販売を開始したと発表した。同薬は導出先を通じて世界80以上の国と地域で承認されているが、田辺三菱グループが販売するのは日本と台湾に続いて3カ国・地域目。

 

決算

旭化成(2025年3月期、5月9日発表)

医薬・医療事業の売上高は2452億円(前期比17.7%増)、営業利益は266億円(40.8%増)。米国で販売する免疫抑制剤「Envarsus XR」の販売が好調で、昨年のカリディタス(スウェーデン)買収で獲得したIgA腎症治療薬「Tarpeyo」も業績に貢献した。26年3月期は売上高2340億円(4.6%減)、営業利益264億円(0.9%減)を予想。血液浄化事業の譲渡影響などで減収減益となる。

 

明治HD(2025年3月期、5月9日発表)

医薬品セグメントの売上高は2296億円(前期比11.4%増)、営業利益247億円(8.9%増)。国内で抗菌薬や血漿分画製剤が好調だった。インフルエンザワクチンの出荷増でワクチン・動物薬事業も売り上げを伸ばしたが、新型コロナウイルスワクチン「コスタイベ」の評価減などの影響で同事業の営業利益は赤字だった。26年3月期は売上高2547億円(10.9%増)、営業利益260億円(5.1%増)を予想している。

 

扶桑薬品工業(2025年3月期、5月9日発表)

▽売上高605億6300万円(前期比9.3%増)▽営業利益41億3100万円(110.3%増)▽経常利益37億8000万円(102.4%増)▽純利益27億8000万円(101.8%増)――。増産と不採算品再算定の影響で輸液全体の不採算が緩和され、利益が大幅に増えた。26年3月期は売上高615億円(1.5%増)、営業利益34億円(17.7%減)を見込む。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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