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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年9月16日)

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塩野義の新型コロナ治療薬、韓国で緊急使用許可申請へ

塩野義製薬は9月16日、開発中の新型コロナウイルス治療薬エンシトレルビル フマル酸について、ライセンス先である中国平安グループとの合弁会社・平安塩野義(香港)が韓国のイルドン・ファーマシューティカルズと同国での緊急使用許可申請に向けたサブライセンス契約を結んだと発表した。平安塩野義香港は、同薬の日本を除くアジアでの独占的開発・販売権を保有。イルドンは今後、日本を中心とするアジアで行っている臨床第2/3相(P2/3)試験データをもとに、韓国での申請と承認後の政府購入について当局と協議を進める。イルドンは塩野義から技術移管を受けて韓国向けの製造を担うが、技術移管が完了するまでは塩野義が製品を供給する。

 

「メトグルコ」不妊治療への適応拡大が承認

住友ファーマは9月16日、ビグアナイド系経口血糖降下薬「メトグルコ錠」(一般名・メトホルミン塩酸塩)について、不妊治療に関連する2つの適応拡大が承認されたと発表した。承認されたのは、「多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発」と「多嚢胞性卵巣症候群の生殖補助医療における調節卵巣刺激」。厚生労働省から開発要請を受け、今年3月に公知申請を行っていた。

 

「フェマーラ」排卵誘発の適応追加が承認

ノバルティスファーマは9月16日、アロマターゼ阻害薬「フェマーラ錠」(レトロゾール)について、公知申請を行っていた「多嚢胞性卵巣症候群における排卵誘発」と「原因不明不妊における排卵誘発」の適応追加が承認されたと発表した。2月には「生殖補助医療における調節卵巣刺激」の適応でも承認されており、いずれの適応でも今年4月から保険適用が開始されている。

 

「カバサール」不妊治療の適応取得

ファイザーは9月16日、ドパミン作動薬「カバサール錠0.25mg」(カベルゴリン)が「生殖補助医療に伴う卵巣過剰刺激症候群の発症抑制」への適応拡大の承認を取得したと発表した。厚労省から開発要請があり、今年3月に公知申請を行った。カバサールには0.25mg錠と1.0mg錠の2つの規格があるが、今回の追加された適応は0.25mg錠のみとなる。

 

第一三共、社員逮捕でお詫び…メタノールで妻殺害容疑

第一三共は9月16日、同社社員が殺人容疑で逮捕されたとして、「このような事態に至ったことについて、関係者にご迷惑・ご心配をおかけすることとなり、お詫び申し上げる」とのコメントを発表した。報道によると、警視庁は同日、妻にメタノールを飲ませて殺害した疑いで同社研究員の男を逮捕した。警視庁はメタノールの入手先を調べており、第一三共は「警察の捜査に全面的に協力する」としている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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