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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年1月5日)

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塩野義 コロナ経口薬、治験はP2b/3パートに

塩野義製薬は1月5日、新型コロナウイルス感染症向け経口抗ウイルス薬「S-217622」について、実施中の臨床第2/3相(P2/3)試験がP2aパートの症例登録を完了し、最終段階のP2b/3パートに入ったと発表した。目標としていた2021年中の申請は実現できなかった。同社は、韓国やシンガポール、ベトナムなどでも治験サイトを立ち上げ、症例の確保を目指す。

 

シスメックス、アミロイドβの血液検査を承認申請

シスメックスは1月5日、血液中のアミロイドβを測定する検査試薬を承認申請したと発表した。同試薬は、同社の全自動免疫測定装置HISCL-5000/HISCL-800を使って血液中のアミロイドβを測定し、脳内のアミロイドβの蓄積状態を把握するのを補助する。アミロイドβはアルツハイマー病のバイオマーカーだが、従来はPET検査や脳脊髄液検査を行う必要があり、体への負担が大きかった。シスメックスは2016年からエーザイと認知症領域の新規診断薬創出で提携している。

 

PRISM BioLab、スイス・ロシュに低分子ライブラリ提供

創薬ベンチャーのPRISM BioLabは1月5日、スイス・ロシュと同社グループの米ジェネンテックに独自の低分子ライブラリを提供すると発表した。昨年12月に結んだ研究・ライセンス契約に基づき、ペプチド模倣技術を利用したライブラリを提供し、ロシュとジェネンテックが選択した標的に対するスクリーニングを行う。ヒット化合物が得られれば、両社にそのライセンスを許諾する。PRISMは対価として、ライセンス料と研究・開発の進捗に応じたマイルストン、売り上げに応じたロイヤリティを受け取る。

 

「オプジーボ」台湾で食道がん術後補助療法の承認取得

小野薬品工業は1月5日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)が台湾で食道がんまたは胃食道接合部がんに対する術後補助療法の承認を取得したと発表した。承認の根拠となった国際共同P3試験では、プラセボとの比較で無病生存期間を有意に延長した。

 

MeijiSeikaファルマ、農薬事業の譲渡完了

明治ホールディングスは1月4日、子会社MeijiSeikaファルマの農薬事業の三井化学アグロへの譲渡が完了したと発表した。譲渡額は422億円。MeijiSeikaファルマは医薬品事業に経営資源を集中させる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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