第一三共 CureAppと提携…がん治療支援アプリを開発
第一三共は11月18日、CureAppとがん治療を支援するアプリを共同開発すると発表した。外来診療で行われるがん薬物治療が増える中、院外でも症状や副作用を管理できるようにし、患者のQOL向上を目指す。医療機器としての承認取得を目標に、2021年度から乳がん患者を対象とした臨床試験を始める。
日医工「アバスチン」のバイオシミラーを申請
日医工は11月18日、抗がん剤ベバシズマブ(先行バイオ医薬品名・アバスチン)のバイオシミラーを申請したと発表した。同剤は、スペインのマブサイエンスが開発。国内での独占販売契約に基づき、マブサイエンスが行ったグローバル臨床第3相(P3)試験のデータなどに、国内で行った臨床薬物動態試験のデータを加えて申請した。承認されれば、ベバシズマブのバイオシミラーとしては3剤目となる。
ギリアド/エーザイ、関節リウマチ治療薬「ジセレカ」発売
ギリアド・サイエンシズとエーザイは11月18日、関節リウマチ治療薬「ジセレカ錠」(一般名・フィルゴチニブマレイン酸塩)を発売したと発表した。同薬は1日1回投与のJAK阻害薬。販売はエーザイが担当し、情報提供は両社で行う。薬価は100mg錠2550.90円、200mg錠4972.80円。ピーク時に258億円の売り上げを見込む。
ヤンセン「ゼプリオン」12週製剤を発売
ヤンセンファーマは11月18日、抗精神病薬「ゼプリオンTRI水懸筋注シリンジ」(パリペリドンパルミチン酸エチル)を発売したと発表した。12週間隔で投与する持効性注射剤で、4週間製剤を4カ月以上継続投与し、症状が安定している患者が対象となる。薬価は6万4540円(175mgシリンジ)~13万4858円(525mgシリンジ)で、ピーク時の売上高予測は76億円。
鳥居 HIF-PH阻害薬「エナロイ」12月8日発売
鳥居薬品は11月18日、国内4剤目となる腎性貧血治療薬のHIF-PH阻害薬「エナロイ錠」(エナロデュスタット)を12月8日に発売すると発表した。日本たばこ産業が承認を取得し、18日付けで薬価収載。保存期と透析期の両方が対象で、1日1回投与する。薬価は2mg錠275.90円、4mg錠486.10円で、ピーク時の予測売上高は15億円。
科研、原発性腋窩多汗症治療薬「エクロック」を26日に発売
科研製薬は11月18日、同日付で薬価収載された原発性腋窩多汗症治療薬「エクロックゲル」(ソフピロニウム臭化物)を26日に発売すると発表した。同疾患に対する国内初の外用剤。1日1回、両腋に塗布すると、抗コリン作用によって発汗を抑制する。薬価は1g243.70円(1本20gで4874.00円)で、ピーク時に38億円の売り上げを見込んでいる。
日通、独自開発の医薬品専用車両を導入
日本通運は11月18日、全国4カ所の医薬品輸送拠点に、独自開発した医薬品専用車両を導入したと発表した。同社は現在の中期経営計画で医薬品を重点分野の1つに掲げており、来年2月にサービスを開始する予定。今回導入した専用車両は、幅広い温度帯に対応する空調システムや、車両の位置・輸送状況・温度をリアルタイムで監視できるシステムなどを備えている。
テルモ、仏社とインスリン自動投与システムを開発
テルモは11月17日、仏ダイアベループとインスリンの自動投与制御システムを共同開発すると発表した。臨床試験などを共同で進め、国内ではテルモが独占的に販売。日本以外への展開も両社で検討する。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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