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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年12月12日)

更新日

 

「シムビコート」「イメンド」などに後発品、13日収載

厚生労働省は12月12日、後発医薬品の薬価追補収載を官報告示した。収載は13日。後発品が初めて登場するのは、喘息・COPD治療薬「シムビコート」や制吐薬「イメンド」、抗真菌薬「ファンガード」など6成分。今年8月に承認された高脂血症治療薬「エゼチミブ」や過活動膀胱治療薬「ウリトス/ステーブラ」の後発品は収載が見送られた。

 

アンジェス ゲノム編集の米エメンドに55億円を追加出資

アンジェスは12月12日、イスラエルを拠点とする米エメンド・バイオセラピューティクスに5000万ドル(約54.5億円)を追加出資し、同社を持分法適用関連会社にすると発表した。アンジェスは今年3月にも出資を行っており、追加出資でエネンドの全株式の約32 %を取得。今後、開発パイプラインの導入も検討する。

エメンドは、ゲノム編集で塩基配列の切断部位を誤る「オフターゲット効果」の低減を目指し、ターゲット配列を選択的に切断する酵素を開発している。

 

ロート製薬、デ・ウエスタン・セラピテクスから「DW-1001」を導入

ロート製薬は12月12日、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所が開発を進める眼科用治療薬「DW-1001」について、同社と日本での独占的開発・製造・販売権に関するライセンス契約を結んだと発表した。同薬はデ・ウエスタン・セラピテクスが2015年に英国企業から眼科用鎮痛剤として導入したが、ロートは対象疾患を非開示としている。ロートは今後、眼科領域の特定の疾患を対象に、非臨床試験から開発を始める。

 

イーライリリー、ロボットで小児患者の治験参加を支援

日本イーライリリーは12月12日、小児患者の治験参加を支援するため、MIJが開発したたまご型ロボット「タピア」のパイロット運用を始めたと発表した。若年性特発性関節炎を対象に全国6医療機関で運用。ロボットが▽治験の啓発・参加募集▽同意説明文書の解説▽参加の継続――を支援する。運用期間は2019年11月~21年2月。

 

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