「キイトルーダ」食道がんへの適応拡大を申請
MSDは9月10日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名・ペムブロリズマブ)について、切除不能の進行・再発食道がんへの適応拡大を申請したと発表した。同薬は現在、腎細胞がんと頭頸部がんでも申請中。免疫チェックポイント阻害薬では、小野薬品工業も今年5月に「オプジーボ」の食道がんへの適応拡大を申請している。
ジーンテクノ、昭和大と骨関連疾患治療の共同研究
ジーンテクノサイエンスは9月10日、骨関連疾患に対する新たな治療法の創出を目指し、昭和大と共同研究契約を結んだと発表した。ジーンテクノが今年4月に完全子会社化したセルテクノロジーの歯髄幹細胞治療プラットフォームを活用し、同社と昭和大医学部整形外科科学講座が共同で基礎研究を進める。
わかもと、緑内障・高眼圧症治療薬「WP-1303」開発中止
わかもと製薬は9月9日、緑内障・高眼圧症治療薬「WP-1303」の開発を中止したと発表した。臨床第3相(P3)試験のデータを分析した結果、眼圧下降作用は良好だったものの、長期投与時の安全性が懸念されたという。同薬はデ・ウエスタン・セラピテクス研究所が創製した化合物で、わかもとは2013年に導入。次期主力品として期待していた。