
中外、アレセンサの適応拡大申請―ALK陽性の未分化大細胞リンパ腫
中外製薬は6月3日、ALK阻害薬「アレセンサ」(一般名・アレクチニブ)について、再発または難治性のALK融合遺伝子陽性の未分化大細胞リンパ腫(ALK陽性ALCL)への適応拡大を申請したと発表した。同薬は日本で2014年にALK陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの適応で発売。ALK陽性ALCLでは、5月30日付で希少疾病用医薬品に指定されている。
久光 あすかの「メノエイドコンビパッチ」の製造販売承認を承継
久光製薬は6月3日、あすか製薬が製造販売を行う経皮吸収卵胞・黄体ホルモン製剤「メノエイドコンビパッチ」(エストラジオール/酢酸ノルエチステロン)について、同社から製造販売承認を承継すると発表した。9月1日以降、久光が同薬の製造販売元として情報提供・収集活動と供給を行う。
中外 がん遺伝子パネル検査「FoundationOne」発売、検査受託も開始
中外製薬は6月3日、がん遺伝子パネル検査「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」を発売し、提携先のエスアールエルが検査の受託を開始したと発表した。FoundationOneは6月1日付で保険適用されており、中外はピーク時に年間使用患者数1万3532人、年間販売額75億円を予想している。
武田、グローバルファンドに10億円を拠出
武田薬品工業は6月3日、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド、スイス・ジュネーブ)の第6次増資にあわせ、5年間で計10億円の資金を拠出すると発表した。武田は資金の拠出を通じ、アフリカ数カ国で産前・産後検診にHIV、結核、マラリアの対策を統合することで、母子の健康改善を支援することを目指す。
シミックCMO、アステラス・ファーマ・テック西根工場の譲受完了
シミックホールディングスは6月3日、子会社シミックCMOによるアステラス ファーマ テック西根工場の事業承継が完了したと発表した。西根工場は「シミックCMO西根」としてシミックCMOの子会社となり、医薬品の製造を担う。
ヤンセン、前立腺がん治療薬「アーリーダ」の適応拡大を申請
ヤンセンファーマは5月31日、前立腺がん治療薬「アーリーダ」(アパルタミド)について、転移性去勢感受性前立腺がんへの適応拡大を申請したと発表した。同薬は「遠隔転移のない去勢抵抗性前立腺がん」の適応で今年5月に発売している。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
あわせて読みたい
オススメの記事
-
ニプロ、サムスンバイオエピスとバイオシミラー商業化で提携/「レミッチOD錠」特許訴訟、沢井も上告 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年6月9日)
-
【2025年版】国内製薬会社ランキング―トップ3は今年も武田・大塚・アステラス、海外好調で軒並み増収
-
【2025年版】製薬会社世界ランキング―トップ3はロシュ、メルク、ファイザー…リリーがトップ10入り
-
MRの求人は9%増、大型採用続く…研究・製造も内資系企業中心に募集活発|製薬業界 今月の転職求人動向レポート(2025年5月)
-
2024年 国内新薬承認取得数ランキング…最多は11承認のアストラゼネカ、新規有効成分はファイザーがトップ