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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年4月24日)

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中外 早期退職を実施、172人が応募

中外製薬は4月24日、早期退職優遇制度を実施し、172人が応募したと発表した。対象は今年6月末時点で45歳以上の正社員とシニア社員で、4月1~19日に募集人員を定めず募集した。退職日は6月30日で、関連費用約51億円を2019年12月期4~6月期決算に計上する予定。

 

田辺三菱、19年3月期業績予想を大幅に下方修正

田辺三菱製薬は4月24日、2019年3月期の連結業績予想を下方修正したと発表した。修正後の予想は▽売上高4245億円(従来予想比105億円減)▽営業利益500億円(170億円減)▽税引前利益500億円(175億円減)▽当期利益370億円(100億円減)――。

多発性硬化症治療薬「ジレニア」のロイヤリティをめぐるスイス・ノバルティスとの係争により、ロイヤリティの一部がIFRS(国際会計基準)の収益認識基準を満たさなくなった。筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬「ラジカヴァ」も、米国で予定していた新規投与患者数に届かず、従来の想定を下回る。研究開発費を増額したことも利益を圧迫した。

ジレニアのロイヤリティについては、国際商業会議所で行われている仲裁手続きが終わるまで同様の会計処理を行う。売上収益の認識を行わない部分については、仲裁の終結時に、その結果に応じて一括して収益認識する。

 

中外 藤枝工場に中分子の原薬製造棟を建設へ、投資額182億円

中外製薬は4月24日、生産子会社・中外製薬工業の藤枝工場(静岡県藤枝市)に低・中分子医薬品の治験用原薬の製造棟を建設すると発表した。総投資額は182億円。今年11月に着工し、22年5月の稼働開始を予定している。中分子の治験原薬の製造機能を整備するとともに、低分子治験原薬の供給能力を増強する。

 

協和キリン「オルケディア」の適応拡大を申請

協和発酵キリンは4月24日、カルシウム受容体作動薬「オルケディア」(一般名・エボカルセト)について、「副甲状腺がんおよび副甲状腺摘出術不能または術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症における高カルシウム血症」への適応拡大を申請したと発表した。同適応では希少疾病用医薬品に指定されている。

オルケディアは「維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症」の適応で18年5月から販売されている。

 

武田テバ、甲賀・水口の2工場を閉鎖へ

武田テバファーマは、子会社・武田テバ薬品が保有する甲賀工場と水口工場(いずれも滋賀県甲賀市)を2020年末に閉鎖すると発表した。テバグループはグローバルで生産拠点の集約を進めており、2工場の閉鎖もこの一環。日本では今後、高山工場(岐阜県高山市)を生産拠点とし、グローバルのネットワークも活用して生産体制の効率化を目指す。

甲賀工場は固形剤の生産、水口工場は製品の包装を担っている。2工場は今年12月末で可動を停止する予定で、武田テバは施設の売却も検討している。

 

エーザイ「攻めのIT経営銘柄」に選定、製薬企業で初

エーザイは4月24日、経済産業省と東京証券取引所が選ぶ「攻めのIT経営銘柄2019」に製薬企業として初めて選定されたと発表した。攻めのIT経営銘柄は、戦略的なIT活用に取り組む企業を選定・公表するもの。エーザイは現在の中期経営計画で、経営戦略とICT戦略の融合によるビジネスモデルの変革に取り組んでいる。

 

協和キリン、協和発酵バイオの売却が完了

協和発酵キリンは4月24日、子会社・協和発酵バイオのキリンホールディングスへの売却が完了したと発表した。保有株式の95%を譲渡し、協和発酵バイオは協和キリンの連結範囲から外れる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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