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肥満症薬「ゼップバウンド」4月11日発売/BeiGene「ブルキンザ」発売、日本市場本格参入 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年3月19日)

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AnswersNews編集部

(写真:ロイター)

 

リリー・田辺三菱、肥満症薬「ゼップバウンド」4月11日発売

​日本イーライリリーと田辺三菱製薬は3月19日、肥満症治療薬「ゼップバウンド皮下注」(一般名・チルゼパチド)を4月11日に発売すると発表した。2023年に発売した糖尿病治療薬「マンジャロ」と同成分のGIP/GLP-1受容体作動薬。同薬と同様に、田辺三菱が流通と販売を行い、両社共同で情報提供活動を行う。最適使用推進ガイドラインで対象患者や投与できる医療機関・施設の要件が定められている。薬価は▽2.5mg0.5mL1キット3067円▽5mg0.5mL1キット5797円▽7.5mg0.5mL1キット7721円▽10mg0.5mL1キット8999円▽12.5mg0.5mL1キット1万180円▽15mg0.5mL1キット1万1242円――。ピーク時に319億円の販売を予測している。

 

BeiGene、BTK阻害薬「ブルキンザ」発売…日本市場本格参入

BeiGene Japanは3月19日、BTK阻害薬「ブルキンザカプセル」(ザヌブルチニブ)を発売したと発表した。適応は「未治療および再発・難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)」と「未治療および再発・難治性の原発性マクログロブリン血症およびリンパ形質細胞リンパ腫」。BeiGeneにとっては日本で販売する初の製品となる。薬価は80㎎1カプセル6636.10円で、ピーク時に176億円の売り上げを見込む。

 

第一三共、抗TROP-2 ADC「ダトロウェイ」発売

第一三共は3月19日、抗TROP-2抗体薬物複合体(ADC)「ダトロウェイ点滴静注用」(ダトポタマブ デルクステカン)を発売したと発表した。適応は「化学療法歴のあるホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能または再発乳がん」。第一三共にとっては「エンハーツ」(トラスツズマブ デルクステカン)に続く2つ目のADCとなる。薬価は100mg1瓶31万1990円。ピーク時に127億円の売り上げを見込む。

 

ブリストル、潰瘍性大腸炎治療薬「ゼポジア」発売

ブリストル・マイヤーズスクイブは3月19日、潰瘍性大腸炎治療薬「ゼポジアカプセル/同スターターパック」(オザニモド塩酸塩)を発売したと発表した。同薬は1日1回服用のS1P受容体調節薬。リンパ球を末梢リンパ組織内に保持することでリンパ球の体内循環を制御し、病巣へのリンパ球の浸潤を阻害する。薬価はスターターパック1シート1万2313.30円、0.92mg1カプセル4792.80円。ピーク時の販売予測は174億円。

 

中外、濾胞性リンパ腫治療薬「ルンスミオ」発売

中外製薬は3月19日、抗CD20/CD3二重特異性抗体「ルンスミオ点滴静注」(モスネツズマブ)を発売したと発表した。適応は再発または難治性の濾胞性リンパ腫で、少なくとも2つの標準治療が無効となった患者や治療後に再発した患者が対象となる。薬価は、1mg1mL1瓶8万3717円、30mg30mL1瓶239万3055円で、ピーク時の販売予測は286億円。

 

ヤンセン、多発性骨髄腫治療薬「テクベイリ」発売

ヤンセンファーマは3月19日、多発性骨髄腫治療薬「テクベイリ皮下注」(テクリスタマブ)を発売したと発表した。BCMAとCD3を標的とするT細胞リダイレクト二重特異性抗体で、標準的な治療が困難な再発・難治性の患者が対象。免疫調節薬、プロテアソーム阻害薬、抗CD38抗体を含む少なくとも3つ以上の標準的な治療歴を持つ日本人患者を対象に行った臨床第1/2相(P1/2)試験では、追跡期間中央値14.3カ月の全奏効率は76.9%で、65.4%が完全奏効以上を達成した。薬価は30mg3mL1瓶21万6930円、153mg1.7mL1瓶108万1023円。ピーク時に87億円の販売を見込む。

 

日本新薬「ウプトラビ」の小児用製剤を発売

日本新薬は3月19日、肺動脈性肺高血圧症治療薬「ウプトラビ錠」(セレキシパグ)の小児用製剤を発売したと発表した。小児の肺動脈性肺高血圧症に使用可能な薬剤は限られている。特にプロスタサイクリン系薬剤は注射薬だけで、経口薬が求められていた。薬価は0.05mg1錠443.50円。

 

ノバルティス、降圧目標達成率向上へWelbyと提携

ノバルティスファーマとWelby(東京都中央区)は3月19日、高血圧治療ガイドラインで示されている降圧目標の達成率向上に向けて協業すると発表した。パーソナル・ヘルス・レコード(PHR)を活用した血圧管理の向上などに取り組む。日本では、降圧目標を達成している患者は全体の2割程度にとどまるという。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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