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リジェネロン、サノフィから「リブタヨ」承継/沢井製薬、平均6.59%賃上げ など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年6月3日)

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AnswersNews編集部

(写真:ロイター)

 

リジェネロン、サノフィから「リブタヨ」承継

リジェネロン・ジャパンは6月3日、免疫チェックポイント阻害薬「リブタヨ点滴静注」(一般名・セミプリマブ)の日本での製造販売承認を同日付でサノフィから承継し、情報提供活動を開始したと発表した。米リジェネロンと仏サノフィは2015年にグローバル提携を結び、米国では共同で、米国以外ではサノフィが販売してきたが、22年にリジェネロンがサノフィの持ち分の権利を買い取った。リジェネロン・ジャパンは昨年10月、サノフィと抗IL-4/13受容体抗体「デュピクセント」のコ・プロモーションを開始し、日本での事業をスタート。「今後も日本での事業の拡充に努める」としている。

 

沢井製薬、平均6.59%賃上げ

沢井製薬は6月3日、正社員(一般職)の給与を平均6.59%(月額1万6626円)引き上げると発表した。5月24日に労使交渉が妥結した。賃上げの内訳は定期昇給が1.86%(4691円)、ベースアップが4.73%(1万1935円)。契約社員やパート従業員も4%のベースアップを行う。新卒初任給も大卒で1万7159円、修士・博士修了で2万2459円引き上げ、今春の新入社員から適用する。

 

エーザイ、ベンチャー投資を強化…投資額を拡大

エーザイは6月3日、ベンチャー投資事業を強化すると発表した。年間最大投資額をこれまでの30億円から40億円に増やすとともに、投資対象も拡大。自社の重点領域やエコシステム関連以外の分野でも、将来的に大きなイノベーションが期待できる創薬・デジタル領域の技術・サービスに投資する。エーザイは2019年5月にベンチャー投資事業を開始。これまでに30社以上に投資している。

 

旭化成子会社、プラスミドの開発製造受託開始へ

旭化成メディカルは6月3日、プラスミドのCDMOサービスを開始すると発表した。サービスは子会社の米バイオノバ・サイエンティフィックが担い、テキサス州にプラスミドのプロセス開発・GMP製造施設を建設。プロセス開発は2025年前半、GMP製造は同年後半のサービス開始を予定している。プラスミドは遺伝子治療、細胞治療、mRNAワクチン、抗体医薬などの原材料として使用され、今後、需要の伸びが期待される。

 

オルガノン、不妊症治療薬「フォリスチム」発売

オルガノンは6月3日、不妊症治療薬「フォリスチム注カートリッジ」(フォリトロピンベータ)を発売したと発表した。同薬は遺伝子組換えヒト卵胞刺激ホルモン製剤で、適応は「生殖補助医療における調節卵巣刺激」と「視床下部-下垂体機能障害に伴う無排卵および希発排卵における排卵誘発」。薬価は300国際単位1カートリッジ1万1410円、600国際単位1カートリッジ2万1001円、900国際単位1カートリッジ3万8円。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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