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東和薬品がDTx開発、認知症周辺症状対象に―製薬業界きょうのニュースまとめ(2023年9月14日)

更新日

 

東和薬品、認知症周辺症状対象にDTx開発

東和薬品は9月14日、認知症の周辺症状に対するデジタルセラピューティクス(DTx)を開発すると発表した。イヤホン型脳波計を手掛けるスタートアップVIE STILE(神奈川県鎌倉市)とNTTデータ経営研究所の3社で共同開発に向け業務提携した。認知症に伴う行動・心理症状には根本的な治療薬がなく、厚生労働省のガイドラインでも薬物治療は推奨されていない。効果的な非薬物療法が求められているといい、3社はブレインテックを活用してこうした課題の解決を図る。

 

アステラス、アイルランドに新工場…総工費3.3億ユーロ

アステラス製薬は9月14日、アイルランド南西部のトラリーに、無菌製剤の製造ラインを備えた工場を新設すると発表した。総工費は3.3億ユーロ(約522億円)を見込む。2024年に着工し、28年までに操業を開始する予定。無菌製剤の製造能力を強化し、抗体医薬の開発・商業化を加速する。

 

アッヴィ「スキリージ」潰瘍性大腸炎の適応追加を申請

アッヴィは9月14日、抗IL-23p19抗体「スキリージ」(一般名・リサンキズマブ)について、中等症から重症の活動期潰瘍性大腸炎の適応追加を申請したと発表した。寛解導入療法とその後の維持療法が対象で、寛解導入療法には点滴静注製剤を、維持療法には皮下注製剤を使う。承認されれば、乾癬、クローン病、掌蹠膿疱症に続く4つ目の適応となる。

 

武田「エンタイビオ」皮下注、米国でクローン病対象に申請

武田薬品工業は9月14日、抗α4β7インテグリン抗体「エンタイビオ」(ベドリズマブ)の皮下注製剤について、中等症から重症の活動期クローン病に対する維持療法を対象とした申請が米FDA(食品医薬品局)によって受理されたと発表した。米国では、中等症から重症の活動期潰瘍性大腸炎治療薬としても申請中。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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