リリー/田辺三菱「マンジャロ」高用量の4規格発売
日本イーライリリーと田辺三菱製薬は6月12日、リリーが製造販売承認を取得し、田辺三菱が販売する2型糖尿病治療薬「マンジャロ皮下注」(一般名・チルゼパチド)について、高用量の4規格を発売したと発表した。マンジャロは4月に開始用量の2.5mgと維持用量の5mgを先行して発売。今回、7.5mg、10mg、12.5mg、15mgの4規格を発売し、フルラインナップとなった。
アステラス「ミラべトリック」米地裁が特許無効の判決
アステラス製薬は6月12日、米国で販売している過活動膀胱治療薬「ミラベトリック」(ミラベグロン、国内製品名・ベタニス)について、米デラウェア州連邦地裁が特許を無効とする判決を出したと発表した。アステラスは、複数の企業が米国で申請した同薬の後発医薬品がミラベグロン徐放性製剤の特許を侵害しているとして提訴していた。同社は判決を不服として連邦巡回区控訴裁に上訴する予定。アステラスは、過活動膀胱に関する用途特許と結晶特許は2024年5月まで有効であり、ただちに後発品が発売されることは想定していないとしている。
レナサイエンス、NECと診断・治療支援AIの共同研究
レナサイエンスは6月12日、日本電気(NEC)と医師の診断や治療を支援するAIの共同研究を行うと発表した。NECからライセンスを受けた複数のAIエンジンにレナサイエンスが取得した医療データを学習させ、診断・治療支援AIを活用したプログラム医療機器を開発する。