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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年4月14日)

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24年度薬価制度改革は「負の流れ変える重要な機会」日米欧製薬団体が共同声明

日本製薬工業協会、米国研究製薬工業協会、欧州製薬団体連合会は4月14日、2024年度薬価制度改革に関する共同声明を発表した。24年度薬価制度改革は「負の流れを変える重要な機会」だとし、▽特許期間中の医薬品の薬価維持▽市場拡大再算定と類似薬への適用の改善▽薬価算定時の評価基準の拡大と類似薬の選定拡大――を提言。これらを実現するため、重複投与や多剤投与の削減、後発医薬品やバイオシミラーの導入促進、長期収載品の迅速な価格引き下げなどを通じて財政的余地を生み出すとし、業界と政府の定期的な対話を求めている。

 

IDファーマ、新型コロナ経鼻ワクチンのP1試験開始へ…治験計画を提出

アイロムグループは4月14日、子会社IDファーマが開発中の新型コロナウイルスワクチン「IRO-203」について、臨床第1相(P1)試験の治験計画書をPMDA(医薬品医療機器総合機構)に提出したと発表した。試験では、新型コロナワクチンの規定接種を終えた人に追加接種した際の安全性、有効性を確認する。同ワクチンはセンダイウイルスベクターを用いた経鼻接種ワクチン。経鼻接種することでIgA抗体とIgG抗体の両方を誘導でき、IgA抗体によってウイルス感染そのものを予防できると期待される。

 

日本新薬 DMD対象に新規アンチセンス核酸のグローバルP2試験を開始へ

日本新薬は4月14日、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)を対象に開発中の「NS-089/NCNP-02」の国際共同P2試験について、米FDA(食品医薬品局)と治験計画に合意したと発表した。同薬は日本新薬と国立精神・神経医療研究センターの共同研究で見出されたアンチセンス核酸。P2試験は、エクソン44スキップによって治療効果を示す可能性がある患者を対象に行う。日本でも臨床試験の準備を進めているという。

 

ノーベルファーマ「ラパリムスゲル」中国で承認

ノーベルファーマは4月14日、mTOR阻害薬「ラパリムスゲル」(一般名・シロリムス)が中国で承認されたと発表した。適応は「結節性硬化症に関連する顔面血管線維腫(6歳以上)」で、同国での製品名は「西罗莫司凝胶」。中国には結節性硬化症患者が約6万3000人いるとされ、そのうち4万5000人が顔面血管線維腫を有すると推定される。中国では現地法人を通じてプロモーションを行う。

 

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