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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年3月13日)

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クリニジェン、ブリストルから抗がん剤3製品を承継

クリニジェンは3月13日、ブリストル・マイヤーズスクイブから抗がん剤3製品の製造販売承認を承継し、販売を移管すると発表した。対象製品と承継日は▽「パラプラチン注射液」=5月1日▽「タキソール注射液」=7月1日▽「ハイドレアカプセル」=同――。承継日以降、情報提供・収集活動はクリニジェンが行う。

 

ノボ、フレックスタッチ用センサーを発売…インスリン投与を記録

ノボノルディスクファーマは3月13日、同社のプレフィルドインスリン製剤「フレックスタッチ」に取り付けて使うスマートセンサー「マリヤ」を発売したと発表した。フレックスタッチの注入ボタンを押すと、日付と時間、設定単位数を記録。連動するスマートフォンなどのアプリに転送することで、投与履歴を把握することができる。仏バイオコープ・プロダクションが開発したもので、価格は税込み7940円。

 

モデルナ、東北メディカル・メガバンク機構と共同研究

モデルナ・ジャパンは3月13日、東北大東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)と包括協議に関する覚書を結んだと発表した。感染症やその他の疾患を対象に、「未来型医療・予防」の共同研究などを行う。ToMMoが収集したコホート・バイオバンク試料や情報と、モデルナのmRNAプラットフォームを活用する。覚書の有効期間は3年間。満了前に延長について協議する。

 

GHIT Fund、塩野義や武田のマラリア治療薬開発に投資

グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は3月13日、マラリア治療薬の研究開発に計約2.6億円を投資すると発表した。投資先は、塩野義製薬などが行う新規マラリア治療薬創出プロジェクトと、武田薬品工業などが行う新規マラリア治療薬の合成研究で、投資額はそれぞれ約1.3億円。

 

メディパルHD、AIで倉庫内ピッキング作業を効率化

メディパルホールディングスは3月13日、物流センターの作業を効率化する富士通のクラウドサービスを導入し、今月から運用を開始したと発表した。導入したのは、作業オーダーの組み合わせと作業順序を最適化する2つのAIアルゴリズムを搭載した「ピッキングオプティマイザー」。2020年11月から子会社メディセオの神奈川ALC(エリア・ロジスティクス・センター)で実証実験を行い、ピッキング作業者の総移動距離を最大22.6%削減した。同拠点を皮切りに、ピースピッキングシステムを採用している全国8カ所のALCに順次展開するとしている。

 

住友ファーマ、マイオバントの完全子会社化完了

住友ファーマは3月13日、英子会社スミトバント・バイオファーマによる英マイオバント・サイエンシズの完全子会社化が完了したと発表した。スミトバントはこれまでマイオバントの株式の52%を保有しており、今回、約17億ドル(約2300億円)で未保有分を取得した。マイオバントは、前立腺がん治療薬「オルゴビクス」や子宮筋腫・子宮内膜症治療薬「マイフェンブリー」を開発・販売。完全子会社化により、両剤が生むキャッシュフローを活用してグループの成長を図る。

 

オンコセラピー・サイエンス、がん遺伝子パネル検査開発へ

オンコセラピー・サイエンスは3月13日、リキッドバイオプシーによるがん遺伝子パネル検査の開発を始めると発表した。既存治療薬の標的となる遺伝子変異を包括的かつ安価に解析することを目指す。クローン性造血を対象に含め、偽陽性の評価に用いることも目的としている。同社は保険適用を目指しており、医療機器メーカーとの提携について検討を進めるとしている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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