エーザイ レカネマブ、欧州でも申請
エーザイは1月11日、アルツハイマー病治療薬の抗アミロイドβプロトフィブリル抗体レカネマブを欧州で申請したと発表した。適応は早期アルツハイマー病(アルツハイマー病による軽度認知障害・軽度認知症)。申請は、臨床症状の悪化抑制を示した臨床第3相(P3)試験やP2b試験などの結果に基づく。米国では6日に「レケンビ」の製品名で迅速承認を取得し、同日、フル承認に向けた申請を実施。日本でも3月までの申請を予定している。
科研、アクセリードと新薬創出で協業
科研製薬とAxcelead Drug Discovery Partners(神奈川県藤沢市)は1月11日、画期的新薬の創出に向けて協業すると発表した。両社の創薬技術やリソースを効率的に活用することで創薬研究力を強化し、継続的な新薬創出を目指す。科研は昨年策定した2031年までの長期経営計画で「研究開発期間の短縮に向けたプロセスの革新・効率化」「成功確度の向上に向けたアプローチの多様化」を施策に掲げており、今回の協業で研究プロセスの改革を進める。
デンカ、高分子ヒアルロン酸製剤の受託製造終了
デンカは1月11日、新潟県の工場で行っている高分子ヒアルロン酸製剤の受託製造を今月末で終了すると発表した。同社は関節機能改善用の高分子ヒアルロン酸製剤の受託製造を2000年から行っているが、製造設備の老朽化などを理由に安定的な受託製造の継続は困難と判断した。受託製造終了に伴う人員整理は行わない。
バイオジェン、日本法人社長に傳氏
バイオジェン・ジャパンは1月11日、傳幸諭氏が12日付で社長に就任すると発表した。現職のニコラス R・ジョーンズ氏は退職する。傅氏はヤンセンファーマやファイザーでセールスとマーケティングを経験したあと、ノボノルディスクファーマ糖尿病・肥満症事業本部長を経てバイオジェンに入社した。