武田のデング熱ワクチン、EUで承認
武田薬品工業は12月8日、デング熱ワクチン「QDENGA」がEU(欧州連合)で承認されたと発表した。4種すべてのデングウイルス血清型に対応しており、接種対象は4歳以上。デングウイルスへの感染歴を問わず接種でき、感染歴を調べる接種前の検査も必要ない。同ワクチンは今年8月、インドネシアで世界初の承認を取得。米国でも申請中で、アジアやラテンアメリカなどほかのデング熱流行国でも申請を進めている。
あゆみ製薬「ケアラム」AGを発売
あゆみ製薬は12月9日、関節リウマチ治療薬「ケアラム錠」のオーソライズド・ジェネリック(AG)「イグラチモド錠『あゆみ』」を発売したと発表した。先発医薬品の製造販売元であるエーザイの許諾に基づいて今年8月に承認され、同日付で薬価収載された。ケアラムの後発医薬品は今年2月に沢井製薬が1社単独で発売。12月収載ではAGとともに日本ケミファの後発品も収載され、ケミファも9日に販売を開始した。
東和「エディロール」の錠剤を発売
東和薬品は12月9日、骨粗鬆症治療薬の活性型ビタミンD3製剤「エディロール」(一般名・エルデカルシトール)の錠剤を発売したと発表した。中外製薬が承認を取得し、同日付で薬価収載された。製造販売元は中外で、東和が販売と情報提供を行う。東和はエディロールカプセルのAGを販売している。先発品のカプセル剤の販売体制に変更はなく、従来通り中外が販売と情報提供を行う。
旭化成ファーマ「リクラスト」バッグ製品を16日に発売
旭化成ファーマは12月9日、骨粗鬆症治療薬「リクラスト点滴静注液」(ゾレドロン酸水和物)のバッグ製品を16日に発売すると発表した。同薬は年1回投与のビスホスホネート製剤。バッグ製品は従来のボトル製品に比べて投与操作が簡便で、使用済み容器の廃棄も容易なため、医療現場での利便性向上が期待される。
アンジェスの遺伝子治療薬「コラテジェン」イスラエルで申請
アンジェスは12月9日、遺伝子治療薬「コラテジェン」(ベペルミノゲン ペルプラスミド)について、導出先のKamada(イスラエル)が同国で承認申請を行ったと発表した。コラテジェンは日本で2019年3月に「慢性動脈閉塞症の潰瘍の改善」の適応で条件・期限付き承認を取得。Kamadaにはイスラエルでの独占販売権を許諾している。