富士製薬、持田から「ドキシル」を販売移管
富士製薬工業は7月11日、持田製薬が販売している抗がん剤「ドキシル注」(一般名・ドキソルビシン塩酸塩)について、12月1日付で販売を富士製薬に移管すると発表した。製造販売承認がヤンセンファーマからバクスターに承継されることになり、富士製薬はバクスターとの間で国内での独占的な販売契約について合意した。富士製薬は販売移管によって女性医療領域の製品ラインアップを強化する。
カイオム、ロート製薬から治療用抗体の作製を受託
カイオム・バイオサイエンスは7月11日、ロート製薬と治療用抗体の作製に関する委受託契約を結んだと発表した。カイオムは、ロートが治療標的とする抗原に対する抗体を取得し、取得した抗体の親和性向上を実施。ロートが商業化や開発段階への移行を決定した場合、オプション権が行使され、別途、実施許諾契約を結ぶ。抗体の取得には、カイオムの抗体作製技術を活用する。
ソレイジア「エピシル」全世界で事業化権取得
ソレイジア・ファーマは7月8日、スウェーデンのCamurus ABから口腔保護剤「エピシル口腔用液」の全世界での事業化権を取得する契約を結んだと発表した。ソレイジアは当面、従来から権利を持っていた日本、中国、韓国への製品供給に力を入れる方針。製造を含む事業の移管は2024年5月までに完了する予定で、3カ国以外での展開については移管完了までに決定する。