
ヘリオス、希望退職者を募集…従業員の約3割
ヘリオスは6月13日、希望退職者の募集を行うと発表した。対象は同日時点で退職意思を表明していない研究部以外の正社員で、募集人数は昨年12月末時点の従業員数の約3割にあたる30人。今月14~28日の期間で募集し、応募者は7月末に退職する。応募者には、転職活動への支援金を支給するとともに、有給休暇の買い取りを行う。同社は、体性幹細胞再生医薬品「HLCM051」の開発が遅れている上、ほかの開発品への投資もかさんでおり、「抜本的なコストダウンを進めるためには要員の最適化が不可欠と判断した」としている。経営責任を明確化するため、今年7~12月に月額平均40%の役員報酬の減額を行う。
大塚、RNA標的医薬品創出へ イクスフォレストと共同研究
大塚製薬は6月13日、イクスフォレストセラピューティクス(京都市)と、RNA標的医薬品の創出に向けた共同研究契約を結んだと発表した。イクスフォレストは、大量のRNA構造の超並列生化学解析システムとインシリコ解析パイプラインを統合した独自の解析技術を持つ。契約に基づき、イクスフォレストは同技術を大塚に提供。大塚は、共同研究で見いだされた化合物を独占的に研究開発・販売する権利を取得する。対価として大塚は、契約一時金と開発の進捗に応じたマイルストン、売上高に応じたロイヤリティを支払う。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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