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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年8月6日)

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小野薬品、奨学寄附「異なる助成方法を検討」…贈賄事件受け

小野薬品工業は8月6日、三重大病院の薬剤発注をめぐる汚職事件で社員2人が有罪判決を受けたことを踏まえ、再発防止策と関係者への処分を発表した。問題となった奨学寄付については、2021年度は中止し、22年度以降は従来と異なる研究助成方法を検討。相良暁社長は月額報酬の30%を3カ月自主返納し、関係専務執行役員は執行役員に降格させる。

 

アステラス、研究組織を再編…「本部」は廃止

アステラス製薬は8月6日、研究組織を10月1日付で再編すると発表した。研究本部は廃止し、研究機能の一部をチーフ・サイエンティフィック・オフィサーの直下に配置。ベンチャーユニットモデルを活用して革新的新薬候補を生み出す「創薬アクセレレーター部門」や、治験許可申請までのスピードと品質の向上を担う「開発研究部門」、初期研究段階の提携や投資の機会を開拓する「研究パートナリング部門」などを新設する。バトンタッチ型の機能別組織から、個々の創薬チームが自律的に新薬創出に取り組むアジャイル型組織に転換する。

 

ヘリオス、米アサシスとのライセンス拡大

ヘリオスは8月6日、体性幹細胞再生医薬品「HLCM051」に関する米アサシスとのライセンス契約を拡大したと発表した。日本国内での製造に関するライセンスを取得し、商用製造を担うCMOをヘリオスが直接コントロールできるようにした。現在、脳梗塞急性期と急性呼吸窮迫症候群を対象としている適応症についても、最大2疾患を追加するオプション権を取得した。

 

バイエル「ヴァイトラックビ内用液」を発売

バイエル薬品は8月6日、TRK阻害薬「ヴァイトラックビ内用液」(一般名・ラロトレクチニブ硫酸塩)を発売したと発表した。適応は「NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発固形がん」。抗がん剤の内用液は国内初という。小児や嚥下困難患者への使用が想定され、専用ピペットや服用量チェックカードなどをセットにした「デバイスパック」を提供する。同時に承認されたカプセル剤は先月7日に発売された。

 

アルフレッサ、再生医療ベンチャーに5億円出資

アルフレッサホールディングス(HD)は8月5日、子会社アルフレッサが、再生医療ベンチャーのNCメディカルリサーチに出資したと発表した。総額5億円の第三者割当増資を引き受け、同社株式の5.7%を取得する。同社は、ヒト骨髄由来間葉系幹細胞を使った再生医療等製品「NCS-01」の臨床試験を米国で実施中。今回調達した資金は、22年に開始する国内臨床試験の費用に充てる。両社は、発売後の国内流通についても、アルフレッサが独占的に受託する契約を結んだ。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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