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「トレムフィア」潰瘍性大腸炎への適応拡大申請/第一三共、24年3月期は25.3%増収 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年4月25日)

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AnswersNews編集部

 

ヤンセン「トレムフィア」潰瘍性大腸炎への適応拡大申請

ヤンセンファーマは4月25日、抗IL-23p19抗体「トレムフィア」(一般名・グセルクマブ)について、成人の中等症から重症の潰瘍性大腸炎への適応拡大を申請したと発表した。申請は、プラセボとの比較で症状の改善を示した臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。同薬は2018年3月に乾癬治療薬として日本で承認。同年11月に掌蹠膿疱症への適応拡大が承認された。

 

小野薬品、プリズムバイオラボとがん領域で創薬提携

小野薬品工業は4月25日、プリズムバイオラボ(神奈川県藤沢市)と、がん領域の創薬で提携したと発表した。両社は、プリズムバイオラボの独自技術を使って開発候補化合物を創製。小野薬品は開発候補化合物を全世界で独占的に開発・販売する権利を取得する。対価として小野薬品はプリズムに契約一時金と研究資金、開発・販売のマイルストン、売上高に応じたロイヤリティなどを支払う。プリズムバイオラボは、タンパク質/タンパク質相互作用(PPI)を標的とした低分子によるペプチド模倣技術を持つ。

 

決算

アステラス製薬(2024年3月期、4月25日発表)

▽売上収益1兆6036億7200万円(前期比5.6%増)▽営業利益255億1800万円(80.8%減)▽税引き前利益249億6900万円(81.1%減)▽当期利益170億4500万円(82.7%減)――。前立腺がん治療薬「イクスタンジ」(7505億円、13.5%増)や尿路上皮がん治療薬「パドセブ」(854億円、92.1増)などが好調だった一方、アイベリック・バイオ買収の影響や遺伝子治療薬の減損損失などが利益を圧迫した。大型化を期待して昨年5月に米国で発売した更年期障害治療薬「VEOZAH」の売上収益は73億円。アイベリック買収で獲得した地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療薬「IZERVAY」(23年9月発売)は121億円を売り上げた。25年3月期は売上収益1兆6500億円(2.9%増)、営業利益480億円(88.1%増)を予想。VEOZAHの売上収益予想は283億円としている。

 

第一三共(2024年3月期、4月25日発表)

▽売上収益1兆6016億8800万円(前期比25.3%増)▽営業利益2115億8800万円(75.5%増)▽税引き前利益2372億3400万円(87.0%増)▽当期利益2010億1600万円(84.1%増)――。主力の抗がん剤「エンハーツ」や抗凝固薬「リクシアナ」などが好調。ノバルティスから特許侵害訴訟の和解金を受け取ったことで大幅な増益となった。共同販促収入や開発マイルストンを含むエンハーツからの収益は4492億円(73.9%増)。リクシアナの世界売上高は2877億円(17.9%増)に達した。25年3月期の業績予想は、売上収益1兆7500億円(9.3%増)、営業利益2300億円(8.7%増)。エンハーツからの収益は30.3%増の5854億円を見込む。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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