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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年4月22日)

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日医工 製造再開の富山第一工場、164製品で供給遅延のおそれ

日医工は4月22日、富山第一工場で製造する164品目について、供給に遅れが出る可能性があると発表した。富山県から業務停止命令を受けた同工場は今月6日に製造を再開。FMEA(欠陥モード影響解析)による全製品の品質評価を行い、当局と協議した上で製造と出荷を再開しているが、在庫消尽に間に合わないおそれがあるという。品質評価が終了する時期は、製品によって今年4月~6月と幅があり、供給再開の時期は必要に応じて同社ホームページで公表する。

 

田辺三菱、遅発性ジスキネジア治療薬バルベナジンを申請

田辺三菱製薬は4月22日、小胞モノアミントランスポーター2(VMAT2)阻害薬バルベナジン(開発コード・MT-5199)を、遅発性ジスキネジアの適応で申請したと発表した。同薬は米ニューロクラインバイオサイエンスから導入した薬剤。神経終末のVMAT2を阻害することで神経伝達物質のシナプス小胞への取り込みを減らし、不随意運動を起こすドパミン神経系の機能を正常化させると考えられている。すでにシンガポール、タイなど5カ国で申請済み。

 

バイエル 腎性貧血治療薬「マス―レッド」発売…国内5剤目

バイエル薬品は4月22日、腎性貧血治療薬「マス―レッド」(一般名・モリデュスタットナトリウム)を発売したと発表した。国内5剤目のHIF-PH阻害薬で、保存期、透析期の両方に使用できる。薬価は▽5mg1錠44.30円▽12.5mg1錠97.30円▽25mg1錠165.10円▽75mg1錠405.30円。ピーク時に91億円の売り上げを見込む。バイエルはまた、医療関係者を対象とした腎領域の総合情報サイト「Renal CONNECT」を開設。デジタルを通じた情報提供を推進する。

 

ステラファーマがマザーズ上場、ストップ高で取引終了

ステラファーマが4月22日、東証マザーズに上場した。公募価格を54.7%上回る712円で初値をつけた後、ストップ高の862円まで上昇。そのまま上場初日の取引を終え、時価総額は237億円となった。同社はホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に使用するホウ素薬剤「ステボロニン」を販売しており、同薬の適応拡大と海外展開を通じ、BNCTの普及を目指す。上場に伴って開示した21年3月期の業績予想は、売上高2億500万円、営業損失6億8800万円。

 

参天 中国・蘇州に工場新設、需要増に対応

参天製薬は4月22日、中国江蘇省蘇州市に新工場を建設すると発表した。中国での医療用点眼薬の生産能力を増強し、製品需要の拡大に対応するとともに、将来のグローバル生産体制の強化を見据える。生産能力は5mL換算で年間約8.4億本を見込んでおり、2025年から順次稼働する。

 

東和薬品、TISの地域医療情報連携サービスの販売で協業へ

東和薬品とTISインテックグループのTISは、TISのクラウド型地域医療情報連携サービス「ヘルスケアパスポート」の協業販売に向け、アライアンス契約を結んだと発表した。同サービスはTISが千葉大医学部附属病院との協業で開発したもので、参加する医療機関同士や、医療従事者と生活者がデータを介してつながることができる。今後、東和薬品の販売網を通じてサービスの普及を目指す。両社は18年に合弁会社「Tスクエアソリューションズ」を設立するなど、地域共生社会の実現に向けて活動を進めている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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