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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年12月24日)

更新日

 

ダイセル、新型コロナDNAワクチンを皮内投与…阪大で医師主導治験

ダイセルは12月24日、大阪大医学部附属病院が行う新型コロナウイルス向けDNAワクチンの医師主導第1/2相(P1/2)試験で、同社の皮内投与デバイスを使ったワクチンの投与が開始されたと発表した。ダイセルは、同大とアンジェスの新型コロナワクチン共同開発プロジェクトに参画。ダイセルのガス式無針投与デバイスを使った皮内投与により、筋肉内注射と比べて投与量を1/5~1/10に少なくできる可能性があるという。試験では、健康成人20人に対する有効性と安全性を評価する。

 

大日本住友、過活動膀胱治療薬ビベグロンが米国で承認

大日本住友製薬は12月24日、β3アドレナリン受容体作動薬「GEMTESA」(一般名・ビベグロン)が米国で承認されたと発表した。適応は「成人の切迫性尿失禁、尿意切迫感および頻尿の症状を伴う過活動膀胱」。米国では現在、前立腺肥大症を伴う過活動膀胱と過敏性腸症候群関連疼痛への適応拡大に向けた後期臨床試験を行っている。日本では杏林製薬が「ベオーバ」の製品名で販売している。

 

シクレソニド、新型コロナへの有効性示せず

国立国際医療研究センター(NCGM)は12月23日、新型コロナウイルス感染症患者を対象に行った吸入ステロイド薬シクレソニド(製品名・オルベスコ)の臨床試験で、同薬の有効性が示されなかったと発表した。軽症患者90人に対して行った試験では、対症療法群と比べ、シクレソニド群は肺炎の増悪率が有意に高かった。NCGMは試験結果を踏まえ、「シクレソニド吸入剤の投与は推奨できない」としている。

 

田辺三菱、事実婚・同性パートナーを配偶者と同様の扱いに変更

田辺三菱製薬は12月24日、休暇や手当など配偶者に適用される社内制度・規則について、従業員が事実婚パートナーや同性パートナーを会社に届け出た場合、配偶者と同様の扱いとなるよう就業規則を改定すると発表した。来年1月1日から運用を開始する。慶弔時や出産時に休暇を取得したり、社宅に入居したりできるようになる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
田辺三菱製薬
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