武田、PARP阻害薬「ゼジューラ」発売
武田薬品工業は11月20日、PARP阻害薬「ゼジューラカプセル」(ニラパリブトシル酸塩水和物)を発売したと発表した。適応は、▽卵巣がんにおける初回化学療法後の維持療法▽白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣がんにおける維持療法▽白金系抗悪性腫瘍剤感受性の相同組換え修復欠損を有する再発卵巣がん――。薬価は100mg1カプセル1万370.20円で、ピーク時に196億円の販売を見込んでいる。承認後から行っていた薬価収載前の無償提供は11月17日で終了した。
そーせい、新型コロナウイルスに活性を持つ低分子化合物を特定
そーせいグループは11月20日、新型コロナウイルスに対する治療薬の研究開発プログラムで、抗ウイルス活性を持つ低分子化合物を特定したと発表した。この化合物は、ウイルスの複製に重要な役割を果たすメインプロテアーゼを阻害することで、ウイルス粒子の産生を止める作用を持つという。
アンジェス、新型コロナワクチンのP2/3試験開始へ
アンジェスは11月20日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、近く臨床第2/3相(P2/3)試験を始めると発表した。試験は関東と関西の計8施設で行い、目標症例数は500例。2週間間隔で2回接種するグループと4週間間隔で2回接種するグループに250例ずつ割り付け、それぞれ50例にはプラセボを接種する。試験期間は今年11月から2022年3月まで。接種自体は来年3月ごろに完了し、その後52週間のフォローアップを行う。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート