あすか、ベトナムHataphar社と提携
あすか製薬は8月18日、ベトナムのHa Tay ファーマシューティカル(Hataphar社)と、東南アジアでの戦略的パートナーとして協業を開始すると発表した。同日、Hataphar社の株式の24.9%を取得する株式譲渡契約を締結(取得額は非開示)。株式の取得後、同社はあすかの持分法適用関連会社となる。Hataphar社はベトナム2位の製薬企業で、19年度の売上高は98億円、純利益は4.3億円。あすかは同社との協業を海外展開の足がかりにしたい考え。
富士フイルム、英国向け新型コロナワクチンの原薬製造を受託
富士フイルムは8月17日、CDMO子会社フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)が、英国向け新型コロナウイルス感染症ワクチンの原薬製造を受託したと発表した。受託するのは米ノババックスが開発する「NVX-CoV2373」で、英国政府が調達する最大6000万回分を2021年初めからFDBの英拠点で製造する。FDBは米国でも同ワクチンの原薬製造などを受託している。
ニプロ「アネキセート」AGの承認取得
ニプロは8月17日、アスペンジャパンが製造販売する「アネキセート」のオーソライズド・ジェネリック(AG)「フルマゼニル注射液0.5mg『ニプロ』」の承認を取得したと発表した。同薬はベンゾジアゼピン受容体拮抗薬で、すでに後発医薬品が販売されている。ニプロは同薬を通じて麻酔科領域の製品ラインアップを拡充する狙い。