
米バイオジェン アデュカヌマブの申請を7~9月に延期
米バイオジェンは4月22日、エーザイと共同開発しているアルツハイマー病治療薬の抗アミロイドβ抗体アデュカヌマブについて、今年初頭に予定していた米国での申請が遅れていることを明らかにした。現在、申請に向けた手続きを開始しており、今年7~9月に申請が完了する見通し。
シミックHD「アビガン」の増産を支援
シミックホールディングス(HD)は4月23日、富士フイルム富山化学が新型コロナウイルス感染症治療薬として開発している抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」(一般名・ファビピラビル)の増産を支援すると発表した。グループ内のCDMOであるシミックCMOの国内主力工場でアビガンを受託製造する。シミックはCROとして同薬の臨床第3相(P3)試験のモニタリング業務を担っており、製造にも支援を拡大する。
NEC 新型コロナウイルスの遺伝子解析結果を公開、ワクチン開発を支援
日本電気(NEC)は4月23日、新型コロナウイルスワクチンの設計に向け、AI(人工知能)を使った遺伝子解析結果を公開したと発表した。個別化がんワクチンの開発で使用しているAI予測技術を活用し、ウイルスの全ゲノム情報からワクチンのターゲット候補として有望な免疫活性の高い抗原部位を複数特定。成果を公開することでワクチン開発を支援するほか、自社でも他企業・機関との提携を探る。
杏林、新型コロナ検出試薬を24日に発売
キョーリン製薬ホールディングスは4月23日、子会社の杏林製薬が新型コロナウイルス検出試薬「SARS-CoV-2 GeneSoC ER 杏林」を24日に発売すると発表した。同試薬は、杏林が産業技術総合研究所と共同開発したPCR検査装置「GeneSoC」で使用するもので、前処理を除いて15分程度でウイルスを検出できる。杏林は「検査装置と試薬の生産体制を構築し、安定供給に努める」としている。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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