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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年1月10日)

更新日

 

科研、原発性腋窩多汗症治療薬を申請

科研製薬は1月10日、原発性腋窩多汗症治療薬「BBI-4000」(一般名・ソフピロニウム臭化物)を日本で申請したと発表した。同薬は抗コリン薬。ムスカリン受容体に結合することでアセチルコリンとの結合を阻害し、発汗を抑制する。科研は2015年に米ブリッケル・バイオテックから同薬を導入し、外用剤として開発を進めてきた。

 

エーザイ「ハラヴェン」を中国で発売

エーザイは1月10日、抗がん剤「ハラヴェン」(エリブリンメシル酸塩)を中国で発売したと発表した。適応は「アントラサイクリン系とタキサン系抗がん剤を含む2レジメン以上の化学療法歴のある局所進行性・転移性乳がん」。昨年7月に承認を取得していた。

 

ヘリオス、iPS由来NK細胞でがん免疫療法を開発

ヘリオスは1月10日、他家iPS細胞由来NK細胞を使ったがん免疫細胞療法製剤(開発コード・HLCN061)の開発を始めると発表した。対象は固形がんとし、日本と米国で開発を進める。

 

久光、マレーシアに現地法人を設立

久光製薬は1月10日、マレーシアに新会社「ヒサミツ・ファーマシューティカル・マレーシア」を10月に設立すると発表した。現地法人の設立により、マレーシアでの持続的成長を目指す。

 

久光 ジクロフェナクナトリウム、腰痛などで2本のP3開始

久光製薬は1月9日、経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療薬ジクロフェナクナトリウム(開発コード・HP-3105)について、国内で2本の臨床第3相(P3)試験を始めたと発表した。1本は腰痛症が対象で、もう1本は肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱鞘炎が対象。21年度中の承認申請を目指す。

 

CSLベーリング、安全・簡単な溶解器具の提供を開始

CSLベーリングは1月9日、凝固因子製剤の溶解操作を安全かつ簡単に行える溶解器具「スリートック通気孔タイプ」の提供を始めたと発表した。血友病A治療薬「エイフスチラ」や血友病B治療薬「イデルビオン」を患者や家族が在宅で自己注射する際に使用。溶解液と薬剤のバイアルに刺しやすく、薬液を簡単に注射器に移すことができるという。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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