中外、社長COOに奥田執行役員…小坂社長は会長CEOに
中外製薬は12月17日、小坂達朗代表取締役社長が代表権のある会長に就き、後任に奥田修上席執行役員プロジェクト・ライフサイクルマネジメント共同ユニット長が就任すると発表した。小坂氏は引き続きCEO(最高経営責任者)を兼務し、奥田氏はCOO(最高執行責任者)を兼ねる。役割分担によって意思決定を迅速化するのが狙い。永山治代表取締役会長は名誉会長に退く。3月下旬の株主総会と取締役会を経て正式決定する。
奥田氏は1987年に岐阜薬科大卒業後、中外製薬に入社。2011年ロシュ・アイルランド社長、14年執行役員営業本部オンコロジーユニット長、15年執行役員経営企画部長などを経て、18年から現職。岐阜県出身。56歳。
「イクスタンジ」米国で去勢感受性前立腺がんに適応拡大
アステラス製薬は12月17日、経口アンドロゲン受容体阻害薬「イクスタンジ」(一般名・エンザルタミド)について、米国で転移性去勢感受性前立腺がんへの適応拡大が承認されたと発表した。同薬は世界各国で去勢抵抗性前立腺がん治療薬として承認されており、転移性去勢感受性前立腺がんの適応では日本と欧州でも適応拡大を申請している。