ソフトバンク、国循と循環器病予防デバイス・アプリなどを共同開発
ソフトバンクと国立循環器病研究センターは9月25日、循環器病向け先端医療の研究開発に関する包括連携協定を結んだと発表した。▽生活習慣病▽心房細動▽脳卒中――の3分野で、主に疾患の予防に焦点を当てたデバイス・アプリの開発や、ビッグデータやAIを活用した予防アルゴリズムの開発を共同で行う。
中外「FoundationOne」リムパーザのコンパニオン診断薬として承認
中外製薬は9月25日、がん遺伝子パネル検査「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイリング」が、アストラゼネカのPARP阻害薬「リムパーザ」(一般名・オラパリブ)のコンパニオン診断薬として承認されたと発表した。今回の承認により、15の抗がん剤に対してFoundationOneをコンパニオン診断薬として使えるようになった。
アイロムグループ オーストリア企業から細胞治療の製造受託、出資も
アイロムグループは9月25日、子会社のIDファーマが、細胞治療の研究開発を手掛けるオーストリアのInnovacell Biotechnologieから便失禁治療向け細胞治療製剤の製造を受託すると発表した。IDファーマはInnovacellが行う第三者割当増資を引き受け、135万ユーロ(約1億6000万円、同社株式の1.9%)を出資。Innovacellが日本で行う臨床試験など、他事業での受託案件の獲得も期待している。
中外製薬が「禁煙宣言」2030年に従業員の喫煙率ゼロに
中外製薬は9月25日、2030年末にグループ会社を含む国内従業員の喫煙率をゼロにすることを目指す「禁煙宣言」を発表した。今後、喫煙者は採用しない方針とし、ヘルスリテラシーの向上や禁煙サポートなどを通じて脱喫煙を進める。喫煙率ゼロの前段階として、20年9月末には事業所内完全禁煙を、21年末には就業中禁煙を実現したい考え。
ラクオリア 韓国CJ社との提携拡大…GERD治療薬、欧米での権利供与へ
ラクオリア創薬は9月24日、自社創製の胃食道逆流症(GERD)治療薬tegoprazanに関する韓国CJヘルスケアとの提携を拡大すると発表した。同薬の北米や欧州での権利をCJ社に供与するライセンス契約を11月下旬までに結ぶ予定。米国ではラクオリアが臨床第1相試験を行っており、今後はCJ社が開発を引き継ぐ。ラクオリアは2010年に東アジア地域での同薬の権利をCJ社に導出。韓国では今年3月に承認を取得している。