第一三共「OTC子会社、売却交渉の事実ない」報道を否定
第一三共は5月23日、OTC事業子会社・第一三共ヘルスケアの売却交渉を進めているとの一部報道を否定するコメントを発表した。「永続的な企業成長を目指して様々な戦略的展開の可能性を常に検討しているが、同社(第一三共ヘルスケア)の売却交渉を進めている事実はない」としている。
日経ビジネス電子版が同日、国内外の複数の企業と交渉しており、最終的な売却金額は1000億円規模になる模様とする記事を掲載。21日には製薬業界紙「RISFAX」も「米ジョンソン・エンド・ジョンソンに売却する方向で最終調整に入った」と報じた。
ARB「ブロプレス」小児の用法・用量が承認
武田テバ薬品は5月22日、ARB「ブロプレス」(一般名・カンデサルタン)について、小児に対する用法・用量の承認を取得したと発表した。厚生労働省「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で公知申請が妥当と判断され、昨年12月に公知申請を行っていた。あすか製薬が製造販売する同薬のオーソライズド・ジェネリックも同時に小児用法・用量の承認を取得した。
トランスジェニック、ボナックと核酸医薬の開発で業務提携
トランスジェニックは5月22日、核酸医薬の開発を行うボナックと業務提携をすると発表した。トランスジェニックの創薬支援プラットフォームを活用し、核酸医薬の実用化を加速させる。今後、ボナックが開発する核酸医薬をトランスジェニックの非臨床試験サービスで評価。提携は6月1日の開始を予定している。