参天「アレジオンクリーム」田辺三菱と共同販促
参天製薬は5月7日、3月に承認を取得した持続性・経眼瞼アレルギー性結膜炎治療薬「アレジオン眼瞼クリーム」(一般名・エピナスチン塩酸塩)を、田辺三菱製薬と共同販売すると発表した。同日から共同で情報提供活動を開始し、参天が眼科、田辺三菱がそれ以外の医療機関を担当。抗アレルギー薬「ルパフィン」を販売する田辺三菱と組むことで市場浸透を図る。2019年から行っている抗アレルギー点眼薬「アレジオンLX点眼液」「アレジオン点眼液」の共同販促は、契約満了に伴って今月末で終了。6月からは参天が単独で情報提供活動を行う。
日本ケミファ、24年3月期は最終赤字に…業績予想を下方修正
日本ケミファは5月7日、2024年3月期の業績予想を下方修正したと発表した。修正後の予想は▽売上高307億4800万円(従来予想比19億5100万円減)▽営業利益4億9400万円の赤字(6億9400万円減)▽経常利益2億1900万円の赤字(3億1900万円減)▽純利益1億8000万円の赤字(2億4000万円減)――。薬価改定や製品出荷の一時停止などが響くほか、予定していた新薬の導出が契約に至らなかったことで売り上げ、利益とも従来予想を下回る。
決算
キッセイ薬品工業(2024年3月期、5月7日発表)
▽売上高755億7900万円(前期比12.0%増)▽営業利益40億1700万円(前期は11億2900万円の赤字)▽経常利益61億4200万円(925.9%増)▽純利益111億6000万円(6.0%増)――。2023年に発売した慢性特発性血小板減少性紫斑病治療薬「タバリス」とそう痒症治療薬「コルスバ」が寄与したほか、過活動膀胱治療薬「ベオーバ」も伸びた。25年3月期は売上高830億円(9.8%増)、営業利益42億円(4.6%増)を予想。引き続き新製品を中心に売り上げが伸びる見通し。