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武田、環境負荷低減へ包装印刷のインク変更/3Dマトリックス、偽メールで2億円詐欺被害 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年1月25日)

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武田、医療用医薬品の2次包装印刷をCMYKインクに変更…環境負荷を低減

武田薬品工業は1月25日、国内で製造する医療用医薬品の2次包装(組箱)印刷をCMYKインクに切り替えると発表した。日本の医療用医薬品業界では2次包装の印刷では、複数のインクを調合する特色インクを使うのが一般的。青、赤、黄、黒の組み合わせでさまざまな色を表現するCMYKインクに切り替えることで、使用するインクの種類と量を減らせる上、印刷する製品を切り替えるたびに行う印刷機の洗浄も不要となり、環境負荷の低減が期待される。今月24日に発売した免疫グロブリン製剤「キュービトル」はCMYKインクを採用しており、2026年までに国内で製造する全製品に広げる予定。

 

3Dマトリックス、偽メールで2億円詐欺被害

スリー・ディー・マトリックスは1月25日、取引先を装ったメールによって約2億円の詐欺被害にあったと発表した。昨年12月下旬から今年1月上旬にかけて、複数回にわたって取引先になりすましたメールで原料代金などの支払いを求められ、指示された銀行口座に送金した。今月15日に別の取引先からも同様のメールが届き、電話で確認すると送信した事実はないと返答され、問題の支払いについても調べたところ発覚した。同社は専門調査会社に依頼して調査するとともに、捜査機関に相談している。

 

塩野義、米VCのファンドに出資…ウェルビーイングテクノロジー分野の新興企業支援

塩野義製薬は1月25日、米国のベンチャーキャピタル(VC)Niremia Collectiveと、Niremiaが組成するファンドに出資する契約を結んだと発表した。Niremiaはウェルビーイングテクノロジー分野に特化したファンドを運営するVC。塩野義は、契約に基づく戦略的パートナーシップを通じて、ウェルビーイングテクノロジーに関するビジネストレンドを理解し、新興企業とのネットワークを構築。インターンシップ制度を活用した人材育成にも取り組む。塩野義は契約に基づく収益の分配を受け取る。

 

協和キリン、英オーチャードの買収完了

協和キリンは1月24日、英オーチャード・セラピューティクスの買収を完了したと発表した。買収額は、開発品の米国承認時に追加で支払う金銭も含めて約4億7760万ドル(約707億円)。オーチャードは造血幹細胞遺伝子治療の開発を手掛ける企業で、協和キリンは異染性白質ジストロフィー治療薬「OTL-200」などを獲得した。同薬は欧州ですでに「Libmeldy」の製品名で販売されており、米国ではFDA(食品医薬品局)による審査終了目標日が3月18日に設定されている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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