
日医工、サンドから「アバスチン」BSを販売移管
日医工は8月28日、サンドから「ベバシズマブBS点滴静注『日医工』」を販売移管し、10月から国内で独占的に販売すると発表した。同薬は日医工がスペインのマブサイエンスから導入し、2022年1月に承認を取得。同年5月の発売時から、契約に基づいてサンドが国内で販売してきた。10月1日以降は日医工が情報提供・情報収集を行う。販売移管に伴い、サンドとの販売権許諾契約は解消する。
扶桑薬品、大阪・森之宮の研究所など売却方針
扶桑薬品工業は8月28日、大阪市城東区森之宮に保有する2つの固定資産について、売却に向けた具体的な検討を開始すると発表した。売却候補としたのは、事務所として使用している「森之宮東ビル」と研究所の「研究開発センター」。それぞれの施設が持つ機能はほかの施設への移転を検討する。同社は大阪府内に保有する複数の施設について、BCP(事業継続計画)強化の観点から建て替えを含めて検討してきたが、森之宮エリアで再開発が計画されていることも踏まえ売却する方針を固めた。同社は、安定供給体制の維持・強化と生産性向上の観点から、府内の生産拠点の再編も検討していくとしている。
エーザイ・メルク レンビマとキイトルーダの併用療法、頭頸部がん1次治療のP3を中止
エーザイと米メルクは8月25日、抗がん剤「レンビマ」(一般名・レンバチニブメシル酸塩)と免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ)の併用療法について、PD-L1陽性の再発・転移性頭頸部がんの1次治療を対象に行っている臨床第3相(P3)試験を中止すると発表した。独立データモニタリング委員会による中間解析の結果を踏まえ、主要評価項目の1つである全生存期間を有意に改善する可能性は低いと判断した。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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