「エンハーツ」中国でHER2低発現乳がんに適応拡大
第一三共は7月13日、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」(一般名・トラスツズマブ デルクステカン)について、中国で「転移再発で化学療法を受けたHER2低発現の手術不能または遠隔転移を有する乳がん」への適応拡大が承認されたと発表した。国際共同臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。中国では今年2月に「HER2陽性乳がんの2次治療」の適応で承認を取得しており、HER2低発現乳がんは2つ目の適応となる。
久光、通信販売事業を子会社に承継
久光製薬は7月13日、医薬品や健康食品の通信販売を行う子会社・久光ウエルネスに、自社の通信販売事業を承継させると発表した。承継は9月1日を予定。久光は「グループ内で事業を一層強化・発展させるとともに、顧客のニーズに応える商品やサービスの開発を加速させるため」としている。
オルガノン「ベプリコール」第一三共から販売移管
オルガノンは7月12日、製造販売承認を持つ頻脈性不整脈・狭心症治療薬「ベプリコール錠」(ベプリジル塩酸塩水和物)について、日本での販売を第一三共からオルガノンに移管すると発表した。移管は10月16日付。
第一三共エスファ「メインテート」AGを発売
第一三共エスファは7月12日、選択的β1アンタゴニスト「メインテート錠」のオーソライズド・ジェネリック(AG)「ビソプロロールフマル酸塩酸『DSEP』」を発売したと発表した。先発品の製造販売元である田辺三菱製薬から供給を受け、第一三共エスファが販売する。メインテートにはすでに複数の後発医薬品が販売されており、後追いでの参入となる。