「キイトルーダ」胆道がんに対する化学療法との併用療法を申請
MSDは6月13日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名・ペムブロリズマブ)について、進行または切除不能な胆道がんに対する化学療法との併用療法を申請したと発表した。申請の根拠となった国際共同臨床第3相(P3)試験では、1次治療としてキイトルーダと化学療法(ゲムシタビンとシスプラチン)を併用した群は、化学療法のみの群に比べて全生存期間を統計学的に有意に改善した。
ファンペップ、花粉症向け抗体誘導ペプチド開発
ファンペップは6月13日、花粉症に対する抗体誘導ペプチドを開発すると発表した。IgEを標的とする「FPP004X」の前臨床試験を開始した。投与後、体内で一定期間、IgEに対する抗体が産生されることから、持続的な効果が期待できるという。ファンペップは、飛散時期前に投与することでシーズンを通して症状を緩和できる治療法の提供を目指す。同社は前臨床試験の段階でIgEに対する別の抗体誘導ペプチドの開発を進めていたが、リソースの優先順位の観点から中断。良好なプロファイルを持つバックアップ化合物としてFPP004Xを創製できたため、開発を進めることにした。