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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年4月6日)

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JCRファーマと住友ファーマ、ムコ多糖症II型治療薬「イズカーゴ」をコ・プロ

JCRファーマと住友ファーマは4月6日、JCRファーマのムコ多糖症II型治療薬「イズカーゴ点滴静注用」(一般名・パビナフスプ アルファ)について、国内で共同プロモーションする契約を結んだと発表した。今月24日以降、共同で情報提供活動を行う。製造と販売は引き続きJCRが担当する。両社は昨年3月にもJCRのファブリー病治療薬「アガルシダーゼ ベータBS『JCR』」の販売で提携し、ライソゾーム病領域で協業関係を強化している。住友ファーマはJCRに一時金を支払い、JCRから受け取るプロモーションの対価を売上収益に計上する予定。

 

キッセイ薬品 慢性ITP治療薬「タバリス」を発売

キッセイ薬品工業は4月6日、慢性特発性血小板減少性紫斑病(慢性ITP)治療薬「タバリス錠」(ホスタマチニブナトリウム水和物)を発売したと発表した。同薬は米ライジェルファーマシューティカルズが創製した脾臓チロシンキナーゼ阻害薬。マクロファージによる血小板の破壊を抑制することで血小板の減少を抑制し、慢性ITPの出血症状を改善する。キッセイは2018年にライジェルから日本、中国、韓国、台湾の開発・販売権を取得した。薬価は100mg1錠4188.00円、150mg1錠6226.80円で、ピーク時に60億円の売り上げを見込む。

 

興和、リパスジルで新たなグローバルP3試験を開始

興和は4月6日、フックス角膜内皮変性症を対象に開発中のRhoキナーゼ阻害薬リパスジル塩酸塩水和物(開発コード・K-321)について、新たなグローバル臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。同疾患患者を対象に、デスメ膜剥離と白内障の同時手術を行ったあとに同薬を投与した際の有効性と安全性を検証する。同薬はデ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI)が創製。国内では緑内障・高眼圧症治療薬「グラナテック点眼液」として興和が販売している。

 

ルクサナバイオ、神経疾患領域の創薬研究で仏セルヴィエと提携

大阪大発ベンチャーのルクサナバイオテク(大阪府吹田市)は4月6日、仏セルヴィエと神経疾患領域の共同創薬研究に関する契約を結んだと発表した。セルヴィエの神経疾患領域をターゲットとするアンチセンスオリゴヌクレオチドについて、ルクサナの人工修飾核酸技術を使うことで短期間でリード化合物を最適化することを目指す。

 

エーザイ、筑波研究所の大規模改修工事が完了

エーザイは4月6日、筑波研究所(茨城県つくば市)の大規模改修工事が完了したと発表した。患者など社外の人と交流するスペースを設けたほか、異なる分野の研究者の居室を近くに配置することで研究者同士のコミュニケーションが日常的に生まれる工夫を施した。投資額は85億円。

 

千寿製薬と五稜化薬、カルパイン阻害薬のコンパニオン診断薬開発で提携

五稜化薬は4月5日、千寿製薬が眼科領域の神経保護薬として開発しているカルパイン阻害薬のコンパニオン診断薬開発に向け、同社とライセンス契約を結んだと発表した。五稜化薬のカルパイン活性検出蛍光プローブをコンパニオン診断薬として開発・事業化する。蛍光プローブは、特定の標的分子と反応することで強い蛍光を発したり、発する色が変化したりする機能性分子。両社は昨年9月に提携に関する基本合意書を結んでおり、今回、正式契約に至った。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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