J-TEC、再生医療等製品「ジャスミン」が承認
ジャパン・ティッシュエンジニアリングは3月17日、白斑治療に使う再生医療等製品「ジャスミン」(一般名・メラノサイト含有ヒト〈自己〉表皮由来細胞シート)の承認を取得したと発表した。同製品は、患者の皮膚組織から分離した細胞を、メラノサイトが保持されるように培養し、シート状にして移植する自家培養表皮。欠失または減少しているメラノサイトを供給し、色素を再生する。同社にとっては、国内で販売する5つ目の再生医療等製品となる。
ファンペップ、抗体誘導ペプチド「FPP005」阪大とライセンス契約
ファンペップは3月16日、大阪大との共同研究で見いだした抗体誘導ペプチド「FPP005」について、全世界での独占的な研究開発・製造・販売と第三者への実施許諾を可能とする契約を同大と結んだと発表した。抗体誘導ペプチドは、患者の体内で抗体の産生を誘導することで治療効果を期待するペプチド治療ワクチン。FPP005はIL-23を標的としている。ファンペップは年内の臨床試験開始を目指して前臨床試験を進めるとともに、製薬企業への導出活動を行う。契約に伴い、ファンペップは阪大に一時金を支払うほか、導出先から受け取る一時金、マイルストン、ロイヤリティの一部を阪大に支払う。