「キイトルーダ」原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫への適応拡大申請
MSDは12月5日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名・ペムブロリズマブ)について、再発または難治性の原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)に対する単剤療法への適応拡大を申請したと発表した。PMBCLは進行の速い希少な悪性リンパ腫で、非ホジキンリンパ腫の2~4%、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の最大10%を占める。化学療法による1次治療後も治癒しない患者が10~20%おり、再発・難治性の患者の転帰は不良とされる。申請の根拠となった国内外の臨床試験では良好な結果が得られた。
GHIT Fund、ウェルカム財団から5年で27.7億円の支援
グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は12月5日、英国の財団ウェルカムから2023~27年度の5年間で2000万ドル(約27.7億円)の支援を確保したと発表した。GHIT Fundは2013年の発足以来、顧みられない熱帯病などの感染症に対する新薬開発に累計約284億円を投資してきた。23年度から始まる第3次5カ年計画では、研究開発の効率化、加速化を目指す。